今日も生きてる

出戻りハロプロ楽曲大賞2013

どうも最近、一度離れたヲタが続々出戻ってきていると言われているモーニング娘。さんですが、私も今年はすっかり「今」のモーニング娘。にハマってしまいました。ハロプロ全体としても熱が再燃し、久々に第12回ハロプロ楽曲大賞2013に投稿しました。


■楽曲部門(持ち点10点)
1位 3点 愛の軍団 / モーニング娘。

曲、PV、衣装、ダンス、すべてが最高。ラブマくらいからハロー好きになり、熱くなったり冷めたり薄く長いファンを在宅で続けていたが、この曲で火がつき、初めて握手会行ったり、シングル複数買いました。「わがまま気のまま愛のジョーク」もいい曲だけど、「愛の軍団」がもっとTVで披露されて、多くの人に知ってもらいたかった。


2位 3点 ウルフボーイ / モーニング娘。
「愛の軍団」と双璧の今年ベスト曲。今年の楽曲大賞範囲ではないが、同じく大好きな「What is Love」と一緒にシングルカットしてほしい。ライブで披露された狼男っぽい振り付けもめちゃかわいい。

ウルフボーイ

ウルフボーイ

(公式動画がない・リンク先はちょっと音質ひどいですが)


3位 2.5点 ロマンスの途中 / Juice=Juice
あなたなしでは生きてゆけない」など、各グループの初期曲に名曲が多いのはハローの常とはいえ、こんなにいい曲をもらうなんてびっくり。DDだけど基本は娘。推しなので、羨ましいくらい圧倒的にいい曲。研修生歴があるとはいえ既にかなり出来上がっている&ライブを重ねるために更にパワフルになっていったパフォーマンスもすごい。ベリキューが出てきた時以上の衝撃かもしれない。

      • 点数配分に現れている通り、ほぼここまで選べないレベルで三大良い曲。


4位 1点 ブレインストーミング / モーニング娘。
トリプルいいことあったし*1、衣装かわいいし、耳に残る良曲。

5位 0.5点 レディーマーメイド / ダイヤレディー
「海岸清掃男子」と迷ったけど、ファン待望の組み合わせ、愛理と梨沙子の歌唱力を存分に活かしたこちらを僅差で推したい。

■MV部門(持ち点6点)
1位 4点 愛の軍団 / モーニング娘。
全てが輝いている。スカート衣装で比較的踊りが得意なメンバーを集めた4人がスカートひるがえしながら出てきて、踊って止まってスカートもピタッと止まるところ、腕をつっぱる振り、色調とセット、グリッター感、いい!
(MVは上記参照)

2位 1.5点 ROCKエロティック / Berryz工房
かっこいい。

3位 0.5点 エイヤサ! ブラザー / メロウクアッド
こういうネタ曲はいつまでも出してほしいので応援。

      • 『愛の軍団』以外はそこまでこだわりがないので、強いて言えば、という感じ。


■推しメン部門
鞘師里保モーニング娘。
基本ゆるい在宅だったけど、鞘師さんのライブを見たくて現場に行きました。初個別握手会相手。ダンスのキレもさることながら、表情が多彩なのも良い。超子供っぽい笑顔、異様に艶のある色気、子供らしからぬストイックさと大胆さを兼ね備えた発言なども魅力。日々成長していく姿を見て行きたいです。
わたしは加護さん→高橋さん→加護さん(ソロ)と推してきた歴史があり、鞘師さんは、加護さん系統の顔に高橋さん系統の実力派(Wの時は辻加護さんの歌とダンス最高だったけど)という感じ。あとSPEEDも好きだったんだけど、鞘師さんは顔と歌唱がHIROっぽいとも思う。



※ちなみに2007年に自分内第三次くらいのハロプロブームがあったときの記事:
Hello! Project 2007 Summer 10th アニバーサリー大感謝祭〜ハロ☆プロ夏祭り〜 - 今日も生きてる
引き続きハロプロ中毒 - 今日も生きてる
決めた!ハロプロ楽曲大賞1997〜2006 - 今日も生きてる

*1:という歌詞とモーニング娘。さんがシングル三作連続週間オリコンチャート1位がかかっている

モーニング娘。コンサートツアー2013秋〜CHANCE!〜@宇都宮・昼公演

ハロプロ熱再燃中につき、11/4モーニング娘。ツアーコンサートに初めて行ってみました(いままでは基本在宅、ハロコン経験1回、娘。のイベントミニライブ2回経験あり)。
ツアーが終わったのでネタバレとか気にせず、今更ながら感想をまとめておきます:

  • 宇都宮市文化会館は比較的小さい会場だし、傾斜・前後の席ずらしがちゃんとした構造で、一般で買った大して前じゃない席なのに、すごい観やすくて、遠征した甲斐があった。

コンサートに行くことを金銭的にしばらく迷ってて、他の関東会場はほぼ完売だったため、いっそ少しがんばって宇都宮に行ったほうが良い席とれるかなー?と思ったのだが、そうしてみてよかった。

  • プラチナ期をフォローしきれていない出戻りファンとしては、Updatedベストアルバムを出してれたこのタイミングのコンサートは知ってる曲ばかりで楽しみやすかった(もちろん今年の音源は一通り買ってるけど)。
  • 覚悟していたとはいえ最近ダンスナンバーの多い娘。さんコンサート、体力保たずにアンコールで地蔵になってた。疲れた。皆すごいよ・・・。特に道重さん、まだ20代とはいえ十代メンの運動量に合わせるの大変なんじゃないか・・と三十路な私に余計な心配が頭をよぎりました。
  • 推しの鞘師さん。もともと評価の高いダンスのキレもさることながら、多彩な表情も同じくらい魅力であることが分かった。実年齢15歳にして、童顔な造形でもあるのに、なんでそんなに色気ある表情できるの?!とびっくりするような表情が出来る。ドヤ顔、キメ顔、艶顔、笑顔、みんないいんだよなー。大物発言といい、鞘師さんが自分の娘だったら夢のようだ・・・。
  • 今回のライブ参戦で譜久村さんの存在感が私の中で上がった。ふくちゃん踊ってるとだんだん頬が紅潮してくるのがすごく愛らしい。声もちょっと後藤さんぽい路線のいい声。
  • 「ウルフボーイ」からの「Moonlight night〜月夜の晩だよ〜」狼男メドレー、ガオーッていう感じで腕を上げる振りが可愛い!
  • 道重さん以外の若手メンが歌う娘。黄金遺産曲「I Wish」からの、道重さんソロ「歩いてる」、「遅いなんて決めつけなど耳を貸さずに/いつの時代も正義がある瞳を閉じて/世界中の歌が聞こえるような距離になるさ/歩いてる/一人じゃないから/みんながいるから」歴史に涙し、体が震えた(比喩でなく、涙が出て、震えた!)。

これは後日談だが、道重さんの武道館での発言を聞いて、やっぱりこういう気持ちがこの歌にこめられてたのかなって思った。

道重さん:
個人的には先輩も同期もいないツアーは初めてで大丈夫かなって思ってたんですけど、大丈夫でした。それは後輩たちが頼もしくなっていたからです。そしてなによりいつも応援してくださるファンの皆さんの愛のある応援が本当に心強かったです。本当にありがとうございます! みんなのことが大好きです!


(´;ω;`)ブワッ さゆー!そんなこと言われたら、泣くしかないでしょ・・・・。

WORLD WAR Zのあるツッコミどころ


WORLD WAR Z(原作)の日本描写はツッコミどころがチラホラあってちょっと笑いそうになる箇所もある(まあそれは私が現実によく知ってるのは日本とアメリカだけだから、他の国の描写も、その国の人たちから見たら色々あるのかもしれないけど)。リアルな描写と、「俺の好きな日本」みたいなファンタジーが入り交じっているので気になる。リアリティを欠いても入れたかったんだろうなぁというアレとかアレの要素は、オマージュ的なものもあるので、指摘するだけ野暮な気がするが、地味にそこは調査不足だろ、と思った点:数十階はあるマンションなのに扉が弱いからゾンビに入られちゃう描写があって「アメリカみたいに頑丈じゃない」とかいう発言がある。高層マンションなら鉄筋コンクリートだろうし、それなりに重みがある金属のドアだろうし、肉体能力が高くなる系のゾンビじゃないので、高いところに上ったりできないし、どう考えてもアメリカのぺらぺら木造住宅一軒家より立てこもりがいあるっしょJK!!!

映画メモ:『アイ・アム・レジェンド』『フラッシュバックメモリーズ3D』など

劇場で観た:
『フラッシュバックメモリーズ3D』
3D映像をレイヤーで見せる+鳴りっぱなしの音楽、という映画の未体験ゾーンを味わった新しい音楽+人間ドラマ映画。完全に斬新なのに「見やすい」とか「集中をとぎれさせない」とか基本的なことを全然外してないところがすごい。

DVD・Hulu・PSNiTunesなどでみた:
バイオハザード
バイオハザードII アポカリプス
バイオハザードIII
実写バイオシリーズ、ウィルスゾンビのはずが墓場から襲ってくるなど、ルール設定はめちゃめちゃだが、全世界でヒットし続けるだけあって「あっ」という間に観られる軽さと疾走感はさすが。

『スペル』 ぽっちゃりヒロインがいい子でかわいくてねえ・・・かわいそう、かわいい、かわいそう、かわいい、そして意外とつよい。特に笑ったシーンは、悪魔にとりつかれたおっさんが空中でぶらぶらしてる時かな。

アイ・アム・レジェンド
「ホットなタフガイ、ウィル・スミスが二丁拳銃を振り回し派手なアクションを決める映画」という間違ったイメージを持っており、完全にナーメテーター。想像以上に面白かった。静寂と孤独と絶望感演出が素晴らしく、特に前半の「ずーーと不穏・不吉だがしばらく何も起こらない」の長さにホラー文法慣れした自分も、ものすごく緊張しながら観れた。あのマネキンがどう伏線回収されるのかといちいちハラハラビクビク。類似のシークエンスがある『28日後』や『ウォーキング・デッド』第一話より大分この時間が長く、大胆な尺取り・絵作り・演出はもう天晴としか言い様がない。あと、ベーコンのくだりとか、『ウォーキング・デッド』ユニバースを体験しつくした後だと更に辛さが染みる(缶詰以外のおにくめっちゃ貴重!笑)。あの罠にひっかかった時や、暗闇に入っていく時の「無理無理無理詰んだ!!」シーンが大変良かったです。別エンディングがあると知った状態でブルーレイで見たし、原作情報も知ってる前提で観たので、エンディングの件でもやもやすることは無かった。あと特典映像の『シェルター』っていうアニメ短編が小粒ながらヒリリと辛く怖おもしろくてよかったです。このアニメは原作リチャード・マシスン『地球最後の男』からの翻案、藤子・F・不二雄先生の『流血鬼』寄りの話です。

<ネタバレ>『キャビン』に出てくる方々調べたよ

みんな大好き『キャビン』観て来ました。
やーサクッと90分台で面白かったですねー。
町山さんの『たまむすび』での紹介を聞いた後、2012年当時ホラー耐性がまったくなかった自分は、「多分観ない」前提で、つい気になって先にIMDbであらすじを読んでしまったのです。ツイストにびっくり出来ずかなり後悔ですが、それでも楽しめました。いまはゾンビ漬けの数ヶ月でホラー耐性がある程度出来たので、あんなことしなきゃよかったなと思います。


以下、
ネタバレ
です。

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『ジャンゴ』ほか、映画メモ

劇場でみた:
『ジャンゴ 繋がれざる者』

よかったあああ。初日に行って、さらにもう一回観た。
すごいストレート、王道感のある快作(1ミリくらい揚げ足取りのような事を言えば、タラの女性キャラがすごい好きなので、今回はそこが食い足りない!)。

にやにやした小ネタ:キャンディランドのトラッカーたちのシーン、ロメロとタラとロド映画で憶えた、トム・サヴィーニさん発見。見終わって気になるマスクの人調べたらゾーイ・ベルさんだった(彼女には色々裏設定があり、アクションシーンも用意されていたがカットされたらしい。彼女の撮られ方、明らかに意味深なシーンだものね)。あと鉱山会社に雇われた男の一人にマイケル・パークスさんいた。SUKIです。もう73歳とからしい。結構おじいちゃんだね。亡くなられたら哀しいなあ。

アメリカで観てたら拍手が起こる場面とか沢山あってさぞ面白かっただろーなー。むち打ちとか。

人種問題で一番グロテスクだと思うのは、交配する(遺伝子レベルでいえば人種という概念は厳密には存在しない。社会と見かけの問題。)のに人間扱いしないっていう点だと思う。

カリフォルニアにいた頃、「アジア人好き(ソース:他のアジア系の子もナンパしてた事が後に発覚)」で「世界中を旅してて数カ国後堪能なインテリ」白人男性にナンパされた。しかしその当人が「でも結婚するなら白人じゃないと家族に紹介できないよね」と言い、衝撃を受けたことがある。

「黒人はバカ」発言のワトソン博士、自身のゲノムの16%は黒人遺伝子である事が判明 | 世界の三面記事・オモロイド
人種とは何か:進化研究と社会

2010年になっても、アメリカ国勢調査調べで、例えば白人男性と黒人女性の結婚件数は、白人男性×アジア系女性のわずか3分の一だったりして、黒人人口とアジア系人口の対比とか、アメリカ育ちの比率とか考えると断絶の深さを感じる。白人女性の場合、結婚率が上がり、黒人男性と結婚する人が逆の組み合わせよりかなり多い。ちゃんと調べてないけど、仮説としては男女が異性に何を求めるか、というファクターも入ってくる感じ。
Interracial marriage in the United States - Wikipedia, the free encyclopedia
黒人男性と白人女性の結婚率の高さ(アメリカ国内) 【OKWave】

アメリカで誰もが国籍をとれるようになったのは1960年代になってのことで、1923年にはインド系男性が「インド系なのでCaucasian(生物学的に白人)ではあるがWhiteではないのでアメリカ人にはなれない 」というすごい判決があったくらいです。
United States v. Bhagat Singh Thind - Wikipedia, the free encyclopedia

アメリカの大学でアジア&アジアンアメリカン学部というところにいたので、人種とアメリカ移民史がテーマの授業をとっていた授業で色々習いました。あと教養課程のアメリカ近代史とか社会学とか公民みたいな授業では憲法判例の話がよく出てくる。
ソースを探す手間をさぼりますが、アメリカのマイノリティー同士の意識調査で「ヒスパニック系とアフリカ系はマイノリティー問題において共闘し合う相手であり、仲間感があるが、アジア系には『あいつらは教育もあって金持ちだし別、一種の名誉白人だろ』と思っている」みたいな調査結果があったりするんですよね。その授業は最終的に「いやいや、アジア系って言っても超貧困層とかもいるし、分裂したらマジョリティーの思うツボなんで協調しあいましょう」みたいな話になる。黒人の奴隷頭の話じゃないけど、実際どっかの南国系プランテーションで、オーナー=白人、雇われ管理者=アジア人、労働者=南国系のネイティブな方々という制度を置いて、アジア人を「中間管理職」にすることで労働者のフラストレーションをオーナー白人に向けさせないようにしてて、みたいな話もあった(うろ覚えですません)





ゼロ・ダーク・サーティ』クオ・ヴァディス…。復讐は感染し頭を撃ち殺しても蘇るゾンビ…。この子々孫々にまた恨まれるんだろうなぁとか思うともうね。『ミュンヘン』に近い感じ。「CIAは高卒でもなれるの?」ってググって調べました。高校でもリクルートしてるのでなれるそうです。


レ・ミゼラブル』子供の頃からジャン・バルジャンって意味わかんないな…と思ってて、個人的に思い入れられるわけじゃないんだけど、歴史物とか音楽物で、圧倒的な迫力があるものって、泣いちゃう(わたしは涙が安いんです)。
『007 スカイフォール』オープニングが10億点。低予算映画も舞台も観るけれど『スカイフォール』とかを1800円で観られるって(アメリカとかだと800-1000円くらい)なんかすごいコスパと思う。

ゲキシネ 髑髏城の七人 ワカドクロ』小栗旬の太もも。
ライフ・オブ・パイ』原作よりファンタジーファンタジーしてた。

DVD・Hulu・PSNiTunesなどでみた:
『ぼくのエリ 200歳の少女』
ヤング≒アダルト
マグノリア
フルメタル・ジャケット
『フローズン・リバー』
『フィリップ、君を愛してる!』

ゾンビを好きになりました。

わたしは無類の怖がりです。

たとえば、今でこそ「ネタ化」してしまった『リング』ですが、うっかり観た時は一週間ほど恐怖で眠れない日々が続きました。
バイオハザード』の第一作目で、開始早々なすすべもなく絶命、というトラウマからホラーゲームも苦手です。近年、『バイオハザードリベレーションズ』を試遊する機会がありましたが、やっぱりあっという間にやられてしまいました・・・(3DSなので目の前のものをつい避けたり、アッとかオオッとか叫びながら)。純粋にホラーではないけれど、結構怖い『ダークソウル』は、お仕事をさせていただいた作品なので、なんとかクリアしたのですが、あまりに毎度緊張しすぎて手汗びっしょりになりました。先日買った『バイオショック』も怖すぎて挫折しそうです…。


しかし、映画批評を見聞きしてると、どうも「ホラー」が苦手ってことは、名作映画の何割かは見られないみたいだぞ。勿体無いかも、と思い始めていました。

以前、「コーヒーが飲めないと喫茶店でおかわりできなくて損だし、外に長時間いたい時の選択肢が減る」という考えから、すこしずつ訓練してコーヒーを好きになっていったように、慣れればなんとかなるのではないかという気持ちもありました。

そんな時、tsumazuki no ishiのお芝居で『HEAVEN ELEVEN OF THE DEAD』という、ゾンビがフィーチャーされる作品を観ました(ホラーではない)。「ゾンビ」は言わずもがな、ゲーム業界の大好きコンテンツでもあります。お仕事がらみの人ともよく出てくる話なので、「ゾンビ気になる」という想いがだんだん高まってきました。そしてついに皆が口々におすすめする、アレを観てみようという気に…。


その作品の名は『ウォーキング・デッド』!これが…最初はむちゃくちゃ怖くて、わざと集中しないよう、「ながら」じゃないと観られなかったのですが、人物描写や緊張感のメリハリ(襲撃→休息→襲撃)、現実にありえそうな感じがうまく描かれていて、新鮮な展開・絵面なども楽しく、次第に怖いより面白いという気持ちが勝ってきました。

それまでに観ていたゾンビものって、
プラネット・テラー』(あまり怖くない。大好き!)
フロム・ダスク・ティル・ドーン』(正確には吸血鬼ものだが、ルックスその他どちらかというとゾンビっぽい。プラネット・テラーが大好きだったのでこちらもよかろうと。タラ得バカ映画で楽しかった!)
ショーン・オブ・ザ・デッド』(皆が怖くないっていうから観たけど、正直その時点の私には少しびくびくする場面も・・・まあ面白いですけど、ちょっと思ったより怖くて・・・エドのあまりの空気読めなささに真面目にイラッとしたこともw)

くらいでしたが、アフター『ウォーキング・デッド』で耐性が出来たので、ゾンビ映画を見まくりました。以下列挙:

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 
『ゾンビ米国劇場公開版(ドーン・オブ・ザ・デッド)』
死霊のえじきデイ・オブ・ザ・デッド)』 正直最初の花のロメロ三部作はあんまり…だったんですが、これはすごく良かったです。バブが!オープニングも!
ランド・オブ・ザ・デッド』 わりと評判悪いけど、娯楽作品としてわーいわーいと楽しめた。
ダイアリー・オブ・ザ・デッド』 そんなにネットつながるわけないだろwというツッコミはともかく、シリアス路線で新鮮な設定を味わえた。
サバイバル・オブ・ザ・デッド』 どうしても小物感というか、何かの途中で終わっちゃったような感じがあるけど、最後の絵面は好き。

ドーン・オブ・ザ・デッドザック・スナイダー版)』
『28日後…』
28週後…』これら三つは、とにかくテンポがよい!ヒャッハー!
あと、映画全体としては『28日後…/週後…』にそこまで愛着はないんだけど、アクションシークエンスやヴィジュアルが燃えるって事以外にも「世界内ルールとリアリティラインがちゃんとしてる」点で実はよく出来ている気がする。他はたいてい矛盾してるからね。死体じゃないから身体能力が高い理屈もつくし、食欲ベースで襲ってないから「ゾンビなんでお腹空いてるのに全部食べ切らないの問題」も解決してる。ゾンビ禍発生のメカニズムも、最初から説明されている。


ゾンビランド』 ひ弱主人公でも徹底してルールを守れば生き残れる!っていうのが新鮮でしたが、ウォーキング・デッド観た後だと、ゾンビの総量が少なくて、世界設定がイージーモードな気も…(コメディだからいいけど)

『ゾンビーノ』
ロンドンゾンビ紀行』この二つは『ショーン・オブ・ザ・デッド』以上にコメディ色が強く、軽妙で楽しい。
バイオハザード・ディジェネレーション(カプコン制作のCGの方)』『バイオハザード(ミラ・ジョボさんの実写)』主人公がもうゾンビに慣れすぎ、強すぎw


書籍も:
WORLD WAR Zワールド・ウォー Z)』
ユリイカ 2013年2月号 特集=ゾンビ』
アイアムアヒーロー


ゲーム:
"The Walking Dead (The Walking Dead: The Game)" 今のところiOS版のエピソード1までやりました。怖すぎず、難しすぎず、とはいえストーリや頭を使わせる攻略性などは十分凝っており、時間制限付で「誰を助けるか決めないといけない」など、ドラマの雰囲気を素晴らしく再現してる。途中まで英語字幕オプションに気づかず苦労…南部なまりの英語を聞いてとっさに理解するのは難しい…。


色々観て思ったこと:

  • ゾンビ映画は愚かな人間模様がウリの一つだと思うんだけど、あまりにも愚かだと感情移入できなくて、「はぁ勝手に死んでください・・・」という気持ちになってしまうので、怖くなくなってしまう。最善策をとっているけど、危機にあう、という方がドラマ的高揚感があり、どきどきする。
  • 特に、昔のロメロ作品などは時代もあるのでしょうがないが、『ウォーキング・デッド』のシーズン2くらいまででも、「女性キャラが男性キャラに比べて全般的にアホすぎる(あるいは情緒不安定すぎる)」と興ざめする(アンドレアとかなんなんだよ・・・)。
  • クリシェの宝庫だからこそ、新鮮な何かを新しく発見したいという欲望!これはゾンビ映画を見比べる楽しみの一つだと思う。『28』シリーズだと、「うわっ新しいルール設定。超早いし、強いし、すぐ感染するし、いっぱいいるし、囮になった人にゆっくり群がって食べないし、無理!!!」「暗い中、大量の感染者と閉じ込められる悪夢的状況ぎょえーーーー」→でも、実はロメロゾンビよりは「希望・解決可能性」を感じさせるルール設定もあるので、希望と絶望が拮抗して燃えるとか。
  • ウォーキング・デッド』の、「もしこの状態がずーーっと続いたらという世界」とか、絵面一発の新鮮さとか。第一話の戦車を上から見たシーンや、下り方面だけ渋滞してる高速道路を馬でいくシーンなんか最高ですね。この第一話なら、続きを見ざるをえない!と思った(現在Gyaoでみられます)。
  • いまは今夏映画化される『ワールド・ウォー Z』を楽しみにしているのですが、原作は正に「新鮮で魅力的なプロット」の宝庫なので、単発映画では勿体無いなくて、長編ドラマで群像劇として丁寧にやってほしい気もします。原作の『ワールド・ウォー Z』は難を言えば、面白いシナリオなのはわかるけど、生き残った人の後日談だし、筆致が端的なので、「主観のドラマでじっくり人物の感情を追いながらこれを体験したらもっと面白そう」という気持ちが否めません(出来事の要旨を読んでいる感じというか)。映画の中で「オンヌパセパ!!!」の瞬間を聞いたり、イギリスの「あの方」の描写であったり、大統領のスピーチを聞いたら鳥肌立ちそうです。予告で話題になっている『壁』描写も絵面として楽しみです。