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長時間フライト&海外渡航で気をつけること


数日後12時間フライトで海外へ行く友人がいるので、10〜12時間フライトを日米間往復でならした私が実践している、長時間フライトで気をつけることを書きます。相変わらず、親切心が空回りして不親切な長文にして、ともすれば上から目線かもしれないけど...。


長時間フライトをどう過ごすか?:
初心者であった頃は気合い入れてDVDやノートパソコンや本を大量に機内へ持ち込んでいたのですが、最終的にもっとも良い過ごし方は、市販の処方箋いらない睡眠薬を飲んででも爆睡すること、という結論に達しました。


理由は:

1.片道でも長時間フライト+空港〜都心間の移動×二回を含めると、移動時間はフライト時間の額面以上だし、生物として不自然な距離を移動するせいで、その疲労は並大抵ではないです。移動中あまりに暇つぶしに精を出すと、到着してから体力的につぶれてしまいます。飛行機で寝続けることによって時差ボケも軽減されると感じています(到着した日の夜に眠れないかもと心配し、よく意地を張って夜まで寝ない方もいらっしゃいますが、元々不眠症な方とか以外、やっぱり移動だけでも相当疲れているので、なんだかんだいって皆さん寝落ちします)

2.そもそも飛行機で12時間経過を起きながら待つのは例え何かをしてていても「まだか、まだか」と時間を気にしてしまって余計に長く感じ、ほんとーに辛いです。

3.また、何かしようにも、客室消灯時間帯が結構長く、一人用テレビやライトがあるとはいえ、周りの寝ている人とかに気を使わなきゃいけないし、離着陸前後(警報が出る時間は意外と長い)は電子機器使えないし、長い間気流が悪いところを通過するため揺れがきつくなって、読んだり、観たり、書いたりすることが困難になる等、想定外の事態で持参したものが使えない事がよくあります。

結局、大きな手荷物を抱えてきためんどくささ分ほど、暇つぶし用品を消費できなくて、損した気分に。しかも、あまりにでかすぎる荷物だとゴソゴソ出し入れするとき、近くの人に迷惑がられる場合も。

よって、その時間中どうしても仕事しないといけない方など以外で、かさばる持ち込みはお勧め出来ません。

プラス、今は大部分の飛行機に一人用モニターがついてて、いざとなったら映画やゲームなどで暇はつぶせます。それでも不安な方はiPodなどにそれなりに長い音声コンテンツ(Podcast番組など)をたっぷりいれておくと、かさばらず、目が疲れずに楽しい時間を過ごせるのでオススメです(二時間映画くらいなら問題ないですが、計4時間以上ともなると、薄暗い飛行機の中+揺れを含めて、目を使うものは疲れるので、あまり快適かつ効率よく暇をつぶせないです)。

4.奥の席の場合、トイレに何度も行くのが大変(機上は冷えるし、乾燥→水分補給のせいで頻尿になりがち、しかし、特に女性は水分補給も排出も我慢すると膀胱炎危険)なので、寝てやり過ごすのが一番。


あるといい備品:

  • 首まくら(疲れ方がかなり違います!)
  • アイマスク(航空会社から無料で貰えたりするけど、安普請でゴワゴワしてたり、サイズが自分に合わない場合も)
  • マスク(ウィルス対策及び喉・鼻の乾燥対策/飛行機内の湿度は10~20%!マスクをウォーターミストとかで軽く濡らして使うのもよいです)
  • 尾籠な話で恐縮ですが、自宅を出る→飛行機→目的地到着まで、要は、結構な時間「お風呂に入れない」「服を着替えられない(=重要:下着もかえられない)」ので、体・顔・頭を拭いたり出来るものとか、その他汚れ対策グッズがあると便利。
  • むくみを防ぐひきしめ系靴下(こういうの履いてもおっそろしい程むくみますが、無いよりはマシ)+替えのくつ下(長時間経つと汗と、血行が悪くなって冷えた足が相まり、なんとも底冷えするかんじになるので、途中乾いた靴下に履き替えるとよいです)
  • チケット、財布、パスポート、iPod、携帯など、貴重品をいれるカバン (わざわざ旅行ショップで買うような、本格的なのじゃなくていいです。席を外す時や寝ている時、手ぶらでない時も、肌身離さずいられるように、斜めがけできるようなカバンやウエストポーチ、ボディバッグ的な奴ならなんでもいいです。これは空港内や旅行中の移動にも便利。)

「手荷物は貴重品しかないわ!」という方以外は、A「貴重品カバン」B「折りたたみできて軽量なエコバッグ」C「A+B全ての荷物をまとめて入れられる大きいカバン」と、三つに分けられるように持って行くと便利。

Bは機内に入るまでCのカバンに入れておき、席につくとき、「機内で頻繁に使うもので貴重品以外」をBに入れて足下に、「機内で頻繁に使わないけど手荷物として持っておきたかったもの(例えば着陸前にだけ使う予定の身だしなみグッズや、着替え、免税店で買ったものなど)」をCに入れ、頭上の荷物入れにいれると、省スペース&とりだしたいものはBに入れてるのでガサゴソを最小限に出来る。頭上の荷物入れを何度も開け閉めするのは危険だし周囲に迷惑なので。


その他の注意:

荷物はかさばらない方がいいと書きましたが、ノートパソコンのような精密機械&貴重品は、防犯的な意味と故障防止的な意味で、その時使わないとしても、トランクには入れず、手荷物で持ちましょう。ちなみに、手荷物検査を受ける時、精密機器は、鞄から出さないといけないので、出し入れしやすい入れ方をしましょう。

機内に積んだ荷物が紛失したり、どこか違う空港に行ってしまったり、中の物を破損されたりすることも、けしてそう珍しい事故ではありません。*1あと、入管や飛行機乗り降りのプロセスのどこかで、足止めを食うようなこともあるので、そういう可能性も踏まえた装備が望ましいです。

手荷物だけでなく、例えば、「空港ですぐ取引先の人に会う」とかじゃなければ、くつろげない格好や、ヒール靴は避ける、着たり脱いだりして寒暖差に対応できる格好をするとか。

ありがちケース:

飛行機内では時間が経つと物凄く底冷えしてきて支給される毛布だけじゃキツイ!(毛布とクッションは追加出来るけどさすがに2枚・2個以上追加するのはちょっとねぇ..)、かけても使えるコートや羽織ものがあると助かる。夏でも絶対長袖にしよう(着脱できるカーディガン+半袖とか)。空港内や移動に使う電車とかバスとかは過剰に暖房効いててアッチー!ということもある。で、外出てみると超寒かったりする(反対に、夏場、飛行機から昇降口→空港内への通路はチョーーーー暑い)

※飛行機とは関係ないけど、パソコンを出先で利用しようとする時あるある失敗注意:ACアダプタは二つ穴と三つ穴のコンセント両方使える用意をしましょう。他の電気製品も、変圧器が必要でないか確認しましょう。

参照リンク→成田空港からのアドバイス集
http://www.narita-airport.jp/jp/security/index.html

*1:私の友人はボストンの就職フェアへ行ったのに、就活用のスーツや必要備品一式含むトランクを航空会社の手違いで間違った空港へ持って行かれました!!!