今日も生きてる

むしろチラシの裏を読めることのがすごくない?


この際はっきり言っておくけど、わたしがインターネットで読めて一番うれしいものは、便利情報でも面白ネタでもなく、チラシの裏と揶揄されるようなありのままの人間模様。日記、雑記、妄想、自分語り、懐古...他の人がなんて言おうとわたしはそっちのがだいすきだー!


(2007年11月7日追記)
で、この記事を書いた3日後に平民さんのこの記事が来たので、共感しすぎて、もうタイヘンです。

心がヒリヒリする - 平民新聞

ていうかなー、この私が書いた宣言日記自体なー、もともと平民新聞や平民さんの熱いブクマコメントやtwitterで突然思い出を語り出す平民さんとかにすごい打たれた!というのがあって、だから筆頭インスピレーションは平民さんだったの。あとは他にも他にも○○さんとか××さんとかもろもろ、私がインターネットで大好きな人たちのさ、立ち入った思い出とか、味わい深い記事をね、人間のいきざまをね、家族でも恋人でもないのに、読める事が本当に幸せだと思っているから書いた。私のアンテナとか見れば一目瞭然だけど、便利情報とか面白ネタとかの大手サイトには本当に思い入れが持てなくて、じつに個人的な日記ばっかり。思わずブクマしてしまうようなホッテントリさんにも、わたしだって「役立つ」とか「笑う」という反応はするけど、継続して欠かさず読みたいってほどの興味はどうしても持てないんだよ。


それで自分がそういう、ヒトサマに見る「人間の業」みたいなものをこそ、いとしく尊く思うならば、自らの生身も認めてあげたいと思うんです。恥と自己批判は知っといた方がいいけれど、人間臭さを認める事と批判性を持つことはまた別なはずだぜ。特定の好きな人のお話以外にもね、2chの良スレまとめ記事や増田とか読んでてもよく思う事だった。「すごい、こんな叫びを読めるのはすごい!」ってね。だってここまで生々しい人間の記録っていうのは、お金出しても読めるもんじゃない。本を買って洗練された文章を読むのとはまた価値が違うんです。どっちが本当だったら読めないかといったら、お金出して買える本より絶対、超個人的な「チラシの裏」の方が実際には読めないはずなんですよ。
天体観測としてのインターネットにも同じようなこと書いたね。でももっと、端的に短い言葉でひとつの宣言として書いておきたかった。だから、そこへきてこの平民さんの記事は、「わ!期せずしてつながっちゃった!」みたいな!びっくりキュンキュンキューンですよ。それから何度もブクマコメントに何がしかの恋文を書こうとしたけれど、この気持ちを100文字で綴る言葉なんて見つけることが出来なかった。だからこれからも私は青臭えことを書く!書き続けます!っていう態度を返事としたいです。

私は生きているのだぜ、人生五十年タカが知れてらァ、そう言うのが、あんまりやさしいから、そう言いたくないと言っているじゃないか。幼稚でも、青くさくても、泥くさくても、なんとか生きているアカシを立てようと心がけているのだ。年じゅう酔い通すぐらいなら、死んでらい。


生きてみせ、戦いぬいてみせなければならぬ。いつでも、死ねる。そんな、つまらぬことをやるな。いつでもできることなんか、やるもんじゃないよ。


しかし生きていると、疲れるね。かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、あるですよ。戦いぬく、言うはやすく、疲れるね。しかし度胸はきめている。是が非でも、生きる時間を生きぬくよ。そして、戦うよ。決して、負けぬ。負けぬとは、戦う、ということです。それ以外に、勝負などありゃせぬ。戦っていれば、負けないのです。決して、勝てないのです。人間は、決して、勝ちません。ただ負けないのだ。


私はただ、私自身として、生きたいだけだ。


私は風景の中で安息したいとは思わない。また、安息し得ない人間である。私はただ人間を愛す。私を愛す。私の愛するものを愛す。徹頭徹尾、愛す。そして、私は私自身を発見しなければならないように、私の愛するものを発見しなければならないので、私は堕ちつづけ、そして書きつづけるであろう。神よ、わが青春を愛する心の死に至るまで衰えざらんことを。


引用:坂口安吾『『不良少年とキリスト』『デカダン文学論』ISBN:4041100038

私は他人のおかげで息をする。今日も明日も一生涯。だからわたしの存在だとか好意、「肯定!」がほんのすこしでも、愛すべき人たちの足しになればいい。


私が言うのもなんだけど、あなたと共有したいこと。私は私を愛す、そして書きたい。疾走する精神が加速していく。過去も現在も、未来さえも。 - 今日も生きてる

終わらない日常
ちょっとした絶望をたずさえて
あらかじめ失われた子供たち
平坦な戦場
それもあるし、それはきっとなくならないけれど、
結構 かなり 結局 ほんとは 充分 しあわせ 泣いたり 笑ったり
愛し愛されて生きるのさ そう出来るの わたし とてもラッキーだわ。
僕として、僕は行く。
生き、書き、愛せりが、This is 運命ジャジャジャジャーン。


おはじめのことば - 平坦な戦場で愛し愛されて生きるのさ