今日も生きてる

池袋演芸場8月上席夜の部

平成18年8月10日

(残念ながら喬太郎さんのほとんどサゲ間際から)
柳家喬太郎 『夜の慣用句』
三遊亭圓丈 『名古屋弁金明竹
翁家和楽社中 太神楽曲芸
桂文生 『親子酒』
<お仲入り>
古今亭菊之丞 『浮世床(芝居)』
林家正楽 紙切り
林家正雀 『牡丹燈籠〜関口屋のゆすり〜』
林家正雀・林家彦丸 寄席の踊り

  • 彦丸 ぴんかっぽれ
  • 正雀・彦丸 けんかかっぽれ


お目当てにしていたような怖い部分じゃなかったけど、正雀師匠の牡丹燈籠、渋くて格好よかったあ・・・!踊りも素敵で、このお二方、いい師弟ですね。踊り終わった後、客席に向かって手ぬぐいをまいてくれて、意地汚くも隣のおばさんを押しのけ、腹をすかせた獣が餌ががっつくがごとし勢いで一本もぎとってしまいました。確実にいいお嬢さんにあるまじき有様で御免下さい。


喬太郎・圓丈・正楽ファンはいくらなんでも途中入退場し・す・ぎ・ダ・ゾ!気持ちはすっごくわかるけど、あれだけガサガサ大所帯で民族大移動起きるとちょっと場がシラケるなあ。


何度か池袋などでお顔を拝見していた落語ファンのおじさんと初めて話す。
おじさん「あなた、ほとんど毎日どこかへ行ってませんか?」
私「ええ、そうですね。この間小三治師匠の昼の部でお隣でしたよね?」
おじさん「好みがかぶってて参っちゃいますなあ」と照れ笑いされ、おまけに「じゃあ、中席からは鈴本で?」
わはは、話が分かるねぇ(笑)


私「本当に怖い怪談が聞きたくて。今日正雀師匠目当てで行って、明日か明後日は黒門亭で雲助師匠が怪談を根多出ししてるので、聞きに行こうかと」
おじさん「いやあ、明日は全生庵で喬太郎なんですよ」
相手の方が一枚上手!
すごいプレミアチケット持っていらっしゃるじゃないですかっ。
その後、一考して用事を思い出したので、明日の夜はお休みして、土曜の黒門亭居続けようかなあ。志ん輔さんの『明烏』も聞きたいし。
あと土曜の深夜寄席、遊馬・錦之輔という、私にとってはダブルでナイスな顔付けなので、そのまま落語づけの一日を過ごすやも。