今日も生きてる

らくご文化のいろいろ聖地巡礼〜御徒町編〜


きょうの広小路亭後は半チクな時間だったので、天神様の前の湯島ハイタウンビル内で7/2-7/8の間行われている『橘右近回顧展』へ。橘左近師がいらっしゃっていて、展示物を鑑賞しているあいだ同じ場所で時を過ごしていることに緊張。しかも「ご来場ありがとうございました」とご挨拶され恐縮。本当に大名人ばかりが名を連ねた昔の三越落語会の番組表などを感慨深く見る。


おいしいものを食べるお足は、人様と一緒の時に使いたいと思っているので、単騎行動の時は基本「食券そば」率が高い私ですが*1、今日は志ん生志ん朝が親子二代で行きつけだったという『天ぷら 天庄』へ聖地巡礼


大友浩著『噺家いきつけの安くて旨い乙な店 』にある店を一通り周ってみたいのだけど、これに載ってるお店って結構早じまいで、どこも夜公演の後だと閉まっているし、安いといっても「大人値段」の所が多く、実際に行けたのはこれが初めて、一軒目です。


隣りのおじさん達が食べてる天ぷら盛り合わせがおいしそうだなぁー、と思いつつ、志ん生志ん朝師匠たちと同じメニューを試すほどの余裕はなく・・一番安い1550円の天丼を頂いてきました。いつか何かの記念に刺身盛り合わせと天ぷら盛り合わせの入った梅定食が食べたいなあー。隣りのおじさん達は馴染みらしく、しかもすっかり出来上がって饒舌になっていて、私が出ようとすると引き止められ「お姉さん!お姉さん!ちょっと待って。隣りでうるさくてごめんね。このお店ねぇ、安くて旨いからさ〜、また近いうちに来てね〜」と言われました。うーん下町グルーヴ!


あともう一カ所、某噺家御用達の老舗に行ったのも含めて聖地巡礼なんですけど、その話にはあるヒミツ企画が絡んでるので内緒です。

*1:落語会の前後に猛スピードで駅前そばをたぐっている女を見たら、それはきっと私。見なかったことにして下さい!