本メモ
既に読んでまとまった感想書きたいなーとか思いつつ、まだ書いてないもの
- 『人生を救え!』 (町田 康 :いしい しんじ)
既に読んで、好きだけど、なんか別に感想っていうと大して言いたい事はないもの
何気にいちばん好きな舞城王太郎は今の所、『阿修羅ガール』かもしれない。でもネットの批評とか見るとあまり良い事書かれてないので、わたしは少数派なのかもしれない。この人の作品はミステリーとして読むべきじゃないと思うけど、ただ犯人像がいつも似ているのは、あまりにいい加減ワンパターンな気がする。
いしいさんと園子さんの夫婦関係がすてきだ。あと、いしいさんは魚ばっかり食べてるけど、あまりに魚ばっかりなので、ヒトゴトながら栄養バランスが少し気になった。
ある友人で口を開けば町田康を猛烈に薦めてくる人と最近出会って、私はそういう、パッションを持って人が薦めるものにはなるべく挑戦したく思っているので、近ごろ町田康の本をいっぱい買っている。
『くっすん大黒』の表題作はもう読んだ。うむ。分かるな、という感じ。
で、このように周りの人の猛プッシュという成り行きでいろいろ買ってみて、いまだ強くグッと出来ていないのが、保坂和志と川上弘美である。
川上弘美はそれなりに「分かる」のだけど、ぐっとくるまでいったものをまだ読んでない。
『おめでとう』と『神様』と『溺レる』を持っている。でもたしかAちゃんに『真鶴』を読め、とパッションを持って言われた気がするな。その子には、いしいしんじ『ポーの話』も薦められて、その場で本人所有のものを頂いて読んだ*1。私はこれもちょっと最後の方が不完全燃焼だった。前半の街のエピソードは好き。
保坂和志は単に自分が「猫に興味がない」という事も理由の一つにあげられる気がする。
『草の上の朝食』『プレーンソング』『この人の閾』『生きる歓び』を持っているけど、ファンの人には申し訳ないが、『プレーンソング』を読み終わるのが苦行すぎてそれ以外の本をまだ読んで無い。
*1:私は今までで三人くらいの友だちから、「お茶やごはんの席で本を薦められ、『今持ってるから、これあげる』」とそのまま貰ったことがある。そういう事する人好きだなあ