今日も生きてる

少年王者館『I KILL(イキル)』

平成18年8月19日 (公演期間:8/16-20) 於:下北沢ザ・スズナリ

作・演出: 天野天街
出演:虎馬鯨 夕沈 白鴎文子 山本亜手子 丹羽純子 サカエミホ 日与津十子 黒宮万理 雪港 蓮子正和 ひのみもく ☆之 水元汽色 小林夢二 宮村亜理(名古屋のみ) カシワナオミ 井村昂

水谷ノブ 山田マキオ(劇団NANジャガー) 松田泰基(劇団翔航群)
竹内大介 藤沼茂人(千夜二夜) 池田遼


縁は異なもの、味なもの〜ってなわけで、昔なじみに「人出が足りないので良かったら」と誘われて、久々に裏へ回ってお芝居のお手伝い。ほんと久しぶりですが昔とったキネヅカ。普通にやってきました。


18日の日記にも書きましたが、とにかくご縁というものはニクイ奴で、大事にしなければいけませんし、それだけ良い思いが出来ちゃったりするもんです。この前だって、落語とは全然関係ない方向の舞台作家さんから、その人が知人に貰ったものの予定があって行けない『平成噺し座』の招待券二名分を、「自分はもうその会のチケット持ってるんですけど、勿体ないからこの招待券、頂けるんだったら私が貰ってさばきます」と引き受け、更に私の落語ファンつながりの知り合い二人に無事託したという。長旅ですね。


この舞台作家さんとも不思議な縁で、7、8年前、その人と出会った公演の劇団関係者とは他には誰とももう繋がっていないのだけど、何故かその人とはまだ繋がっている。人生成り行き。


B級遊撃隊、tsumazuki no ishi、寺山修司原作をやっている時の流山児事務所などなど、王者館の周辺とは前からちょくちょく縁があって、王者館の誰かや天野さんが客演してる公演とか、また天野さんがあの独特な映像演出*1をしている公演とかは見ているので作風とかは前から断片的に「こんなのなんだろうなー」と知ってはいたものの、絶妙な所で機会が合わずに、少年王者館の本公演を観るのは今回が初めて。


もう、一言で言って、カッコよかったーーー!!ですね。
ストーリーとかって、そういう内容じゃないですから。総合芸術と言われる舞台演劇の世界で、あれだけ本当に総合芸術の自由を使い切ってる芝居もなかなかないです。無限に広がる夢のような感覚世界で走りっぱなし、つきぬけてます。
カーーーッコよかった!!



長らくお会いしてなかった大入り袋さん、お久しぶりです。ステキな王者館特製マッチ付きでした。

*1:セットに映した映像と実際にその場に居る生身の役者の動きを連携させる手法など、とにかく天才的な映像演出