今日も生きてる

鈴本演芸場7月上席夜の部・白鳥祭り!(3日目)


平成18年7月3日

番組途中から


柳亭市馬 『転宅』
<お仲入り>
花島世津子 マジック
柳家三三 『真田小僧
大空遊平・かほり 漫才
三遊亭白鳥 『真夜中の襲名』


・先月28日の不動院あたりから風邪気味だったのですが、今朝起きると見事に声がガラガラ。昨日じゃなくて本当に良かったわ。私の体は空気読める子ですよ・・。昨日までは咳とかクシャミとか出てなかったからマスクしてなかったけど、初花さんにうつしてたらとんだ営業妨害なので心配。そんな満身創痍のなか落語会レポートをはてな公式で書き終わり、落語会の写真*1もアップすると、「さぁ、もう私の役目は終わったわ・・いざ、上野へゴー!」だって今日は白鳥さんの『真夜中の襲名』だものーー!!とマスクをして電車に飛び乗りました。明日とかも行く気まんまんです。


・市馬さんはやっぱりかっこいいー!しあわせじゃ・・。珍しく大事な所で噛んでて、「市馬さんもこんな失敗するんだなぁ・・」と微笑ましく思った。「高橋はんぺん」を「高橋はんぼん」って言っちゃったの!


・三三さん。私が今までに三三さんを聞いた二席は真打昇進披露公演後半で風邪ひいてボロボロになってる時期だったこともあり、今日の達者な喋りを聞いて、「あ、やっぱりあの時は疲れていたのかしら」と実感。軽妙で楽しい真田小僧でした。


・本日の白鳥ネタ出しは、今後いつ聞けるか分からない限定解禁ネタ『真夜中の襲名』。狙い撃ちの客が大半らしく、白鳥さんが出てきただけで寄席では中々ありえない大盛り上がり。白鳥さんが「もういいから」って拍手を手で止め出してからも、しばらく鳴り止みませんでした。出て来たばっかりなのに、これは何のアンコール?ってくらい、たっぷり30秒くらい拍手が止まらなかったんじゃないかな。


思わず気圧された白鳥さんが、「今日の客はマニアックだねぇ」と面食らう。「間違って何にも知らずに入って来ちゃったお客さんは何がなんだか分からないよ。」・・本当に拍手喝采・爆笑ドカンドカンの異常な盛り上がりでしたよ。


「落語界ってのは上下関係が厳しいですし、普段の寄席では前とか後に偉い人がいて、流れを壊しちゃいけない、とか色々気を遣うんですけど、今日はもう偉い人誰もいませんし、この後もないですからねえー・・・白鳥野放しですよ!」(←ライブ会場のコール&レスポンスのように「ウォォーーー!」と湧く観客)


「これから話す噺は、実際の人物・団体とはまったく関係がない、完全にフィクションです。会場から一歩外へ出たら全て忘れてください」と強調してから、花緑師匠と小さん師匠との想い出話をマクラで語り(←これも十分アブナイ、苦笑)、噺は白鳥ファンにはおなじみの、動物園へ。


と、いうことで、会場から一歩外へ出たら忘れちゃったので詳しいあらすじは書けませんよー!!!来なかったキミが悪い(笑)
<登場動物>
山羊のヤギタさん、パンダうさぎのピョン吉、パンダのカンカン・トントン・ランラン・イペイペ(イペイペて!)・カヨカヨ、インド象のキク○ーさん、たんちょうヅルのツ○○エ、ゴリラのゴサン・ジュウゴロウ(3×5だから)・ゴロク、タ○カワシマウマ(蹄の足音はガッテン、ガッテン)、シュン○○テイコアラ、メガネザルのショ○タ、(トントン、ツ○○エ、ゴロク、シマウマ、ショ○タ、コアラ合わせて「六匹の会」!)、最後にお話をまとめてくれるのは、クロサイのコサイジ師匠です!


会場のお客さんたちは主人公・ピョン吉の「襲名披露」を見届ける「上野動物園の動物さんたち」としてお噺に参加させられ、白鳥さんがあの声で「トザイ、トーーザァイ!」と言い、本当にコサ○ジ師匠のようなそれっぽい口上をして、観客総出でピョン吉の大名跡襲名を祝って「それでは皆さま、蹄を開いてぇ」というかけ声で一本締めしました。蹄って!あーーーおっっかしかったよーーー!!白鳥さんはお客を飲みこむ天才です。
激しい運動量で顔が真っ赤になっていく白鳥タンに愛しさが止まらないよ!
お客さんたちの中には、やっぱりあの人が、というような有名落語ファンや顔見知りがチラホラ。やっぱり皆これが聞きたかったのね!


明日は『任侠流山動物園』だよ!38度以上の熱が出たりしない限り行きます。

*1:高座写真大好きっこなので、撮影できるのは席亭の役得だわ・・ポワワーン