今日も生きてる

すっかりおあにーさんの手の平の上でかなわねーや・・


『大工調べ』で棟梁が言う、「そのへんのお兄ィーさんとはお兄ィーさんの出来がちがうんでい!」というフレーズが好きだ。
というのは、別にこの本文と関係ないのだけど。


数日前、7月に発売される『恋寄席通い』という本を紹介しましたね。
初花さんは私の日記をあえて気を遣って読んでいないみたいで(え、読んでたら正直に言って下さいね!ね!ね!)、昨日お寿司やさんの落語会の後で雑談した時もあの本の話になりました。


初「そういえば『恋寄席通い』って本知ってます?」
私「ええ、まだ発売されてないみたいですけど、あの表紙、もうすっごい惹かれました!だってキャッチフレーズは『この兄さんに惚れた・・』ですよ!もう『あたし』じゃないですか!たまらないです!!でも、志らく師匠載ってないんですよねえ。市馬さんも・・(←お前の趣味は聞いてない)」
初「いや、チャート*1の方には志らく師匠も載ってるかもしれません・・・フフッ、Kさん、絶対買うんだろうなぁと思った・・やっぱり。」、そう深々と確信をこめてつぶやかれ、ええ、もう完全に思考パターンを見抜かれてるーー!!と面食らう。


あと、当時の「昨日」(6/16)の事を話してて
私「昨日はすごい落語ファンには悩ましい一日でしたよ。喬○○・白○*2もあったし。自分はもう迷いに迷って結局違う会に行ってたんですけど*3花緑さんの会*4に行った友達と終演後待ち合わせてご飯食べて、花緑さんの音楽セッションがすごい良かったよーとか、ネタ出ししてあった『死神エピソード1』ていうのはこんなんだったよー・・とか色々聞きました!」と言ったら、初「はあ、またそんな風に情報交換してたんですね、あなたはもう・・まったく抜け目がないというか・・」と苦笑され、


初「志らく師匠のお芝居も行ったんですか?」私「ハイ!14日に行きました!」と元気よく返事をすると、初「本当にあなたはもう・・よく行ってますねえー」と、なお一層の呆れと感心まじりの微苦笑を投げかけられた。むーーう、いい声のタメと好青年の微笑みが重いよ・・!初花さんが私の扱いに慣れ始めている!猫じゃらしでひょいひょいされてるようでニクイ!


そこは高床式の座敷だったのですが、座敷に上がる時に粗忽者の私は履き物を「こっち向き」で脱いでしまっており、初「じゃ、私はここでこれから皆さんと飲みますんで」、私「あ、では私はお先に」と帰ろうとすると、初花さんはすぐに高床を降りてスッ、クルッと私の履き物を揃え直して差し出し(恥ずかしいー!)、戸口まで先に立ってのれんを上げ、うやうやしくお見送りしてくれた・・・うーん、なんだか、ウ・ワ・テ・だ・よーー!すっかりおあにーさんの手のひらの上で、一本も二本もとられたわーーっと、大変気恥ずかしゅうございました・・!

*1:大きい特集記事じゃなくて、たぶん芸人名鑑みたいな部分?

*2:←さっきまで丸々固有名詞あげてたから遅いけどちょっと考え直して自粛してみた

*3:←素直に言う子

*4:初花さんも手伝いで現場にいた