今日も生きてる

深夜寄席

平成18年4月29日 於:新宿末廣亭

ーお番組ー

入船亭遊一 『浮世床
春風亭朝之助 『蜘蛛駕篭』
三遊亭ぬう生 『ホスト嘘ホント』
三遊亭天どん 『紺屋高尾』


早く『4月の総括』書きたくてしょうがない(笑)どんどんやっつけるよ。


・夜友達と約束があったので渋谷で会う。この後新宿、無理かな、無理かな・・あんまり急かして出るのもせっかく来てくれた友達に失礼、でも間に合うなら行きたい、行きたい・・深夜寄席、と9時頃からそわそわしだす。そして結局、途中からでも500円なら、そう思い一路新宿へ。


・着いた時はもう遊一さんの『浮世床』、「音羽屋!音羽屋!音羽屋ー!」「まあお兄さん、もう幕は閉まっていてよ」という段であった。最近遊一さんがトップバッターをとる度に遅刻気味です・・すみません。ちなみに私の初『浮世床』は扇好兄さんです。

・遊一さん以外は皆さんお初。
朝之助さんは口調がいいっすねえ。派手さや爆笑は少ないけれど、とうとうと淀みなく流れるような気持ちいい喋りっぷりでした。

・ぬう生さん。時事ネタまじえてホストを題材にした新作落語。深夜の新宿にはオイシイ噺だ。
噺ののっけから「ロミオです。ようこそ僕のジュリエット」という文句に笑う。ホストがおべっかをあえて使わないのがお店のウリという「正直キャンペーン」を始め、言いたい放題のホストくん。「中村うさぎが来てくんないかなー」「JINROなんてクソボトル入れやがって」「帰って寝れば?」。しかしお客も負けちゃいない、ぶりっこ口調で「ボトルはボトルだゾ!」だって。

業界中のホストが読んでいるという設定の『週刊ホスト』、「今週の記事はナニナニ、人気落語家弟子に殴られた・・」って、ええッ!そんなの協会の人がネタにしていいの?!どっかで聞いた話だと、白鳥の兄ィもネタにしたらしいけど、若手が言っちゃいますか・・。それだけ話は沈静化していい方向に行ってると見ていいのかな?


・天どんさん。のんびり聞けるこの声は結構好きかも。面白かったけど、もっと普通の『紺屋高尾』を、しっとり聞きたかったかなー。会場を出る時番組を書いてあるホワイトボードを携帯で撮ってたら、末廣亭の職員さんが「え!あれ紺屋高尾だったの!?長いこと寄席で落語聞いてるけど、変わった紺屋高尾だったねぇ」と笑っていた。