今日も生きてる

女修行セキララ白書


根本的にはたぶんとても女々しいと思うのに、上っ面で女オンナめいた事に妙に抵抗があるわたくし、というのは、何となしに、この日記読んでる皆さんはご承知かと思うのですが、去年も一つ「デビュー」がありました。


なにしろ私、2004年くらいにお化粧デビュー、2006年くらいにブーツデビュー(こんなにあったけえなら前から履いてれば良かったとショックを受けた)、という位、女として素人なんでございます。


もっと遡ると、下手したら、「日常的にスカートがはける」が高校生になってから、「わたし」って言えるようになったのが小学校高学年からです。それまで野球帽かぶって半ズボンはいてた俺。今考えると気持ち悪いけど、その頃は女になる事のほうが気持ち悪かったんだもん。見かけも第二次性徴期を迎えるまではガリガリのペタペタで、真っ黒に日焼けしてランニングシャツとか着こなしてた。よそでは必ず「坊ちゃん」て言われていたあの頃。


それから月日は流れ、私も「もっと女らしくしなくては」「でも靴擦れちょう痛いよ〜」とハイヒールなるものからは逃げていました。しかし、女のプロ*1であるお姉様から「甘い!女のおしゃれはガマンってピーコも言ってたよ!」と、去年の夏、祖母(パトロン)とともに新宿伊勢丹に連れて行かれ、文字通り、ヒールサンダル(8cmのと7cmの)を含めて、上から下までMOREとかに載ってそうなお洋服を買い与えられ、去年の7月〜8月いっぱい、おでかけの時には、バイト後とか以外、ほとんどヒールとそれなりのお洋服で行きました。


おまえはオカマがそんなに気になるのか、っちゅう話ですが、某番組でIKKOさんが「あたしは13cm以上のヒールしか履かない」ってゆってて、男のIKKOさんでさえそこまで頑張ってるんだから...あたしも負けない!とかたぶん他人には理解されないであろうエピソードでもモチベーションが上がりました。


ヒール着用時間が6時間を過ぎると死にそうな激痛がやってくるので、途中いっぱい歩かなければいけない時は、替えのペタンコサンダルを持参して履き替えたりもしました...。こらえきれずに途中の薬局で靴擦れ防止ジェルクッションを購入して、装着してみたら靴に対して幅がありすぎになって結局無駄骨で、池袋の真ん中で泣ぎそう...と思った事も(たぶん池袋演芸場の帰り)。


私の足は長さに比べてとっても幅広くて、それも合う靴が少ない原因なんです。でもそんなこんなで方々にマメやら傷やら作りつつ、ヒールを履く事に慣れたおかげで、お姉ちゃんの結婚式、という確実にヒールを避けられない状況をなんなくこなせました。女の人の足は、つま先からかかとの「足」部分はヒールとか履かない方が絶対きれいなのに、ヒール履いた方が「足首より上」部分は絶対きれいなんだよね。それってなんだか矛盾で切ないね、と思った。引き続き、ヒールを履けば必ず皮は破れるし、マメも出来るので、というか去年の夏はずっと常にその状態だったので、下の足が汚くてかわいそう。でもヒールを履くとやっぱり上の「看板の足」がずっときれい。女たいへん...。


あと、結婚式の後は名残でマニキュアしてたんだけど、ケチってジェルネイルじゃなかったので、家事してるとがんがん傷ついて、「家事する爪はネイルの敵ね」「ジェルネイルって高いけど革命だわ..」って思った。
※男子の皆様へ、ジェルネイルという種類のネイルは高いけど、頑丈なコーティングが施されてるのでよっぽど衝撃を与えないとまずはがれたり、けずれたりせず、2、3週間もつ優れものです。ここ2、3年だかで巷に現れた新技術です。普通のマニキュアだとまず、毎日避けがたいお米とぎが至難の業になるけど*2、ジェルネイルだとはがれなくてお米的にも爪的にも安心。

*1:中高生の時まではそれなりに片想いやら失恋やらもしてたんですけど、18歳以降からほぼ常に長期的に付き合っている方がいらっしゃり、今まで別れた方は全員自分から振り、しかも全員から「やっぱりお前が一番良かった・・結婚してくれないか」といわれ、30そこそこで綿密に選ばれた今の方とご結婚されました・・!私と血を分けた遺伝子をお持ちだとはとても思えません!お母さんのお腹の中から女フェロモン的なものを全部持ってっちゃったんじゃないですか?

*2:無洗米おいしくなくない?