今日も生きてる

貧乏な夫妻→「芋でもかじっとけ」の小咄の演題知っている人いたら教えてください


貧乏な長屋の夫妻がお人好しでお米を隣人にあげちゃって食べる物がなくなったので「芋でもかじっとけ」とかいうオチで終わる小咄の演題を知っている方がいらっしゃったら教えてください。本や記事などで読んだ、録音で聞いたことが思い出せる方は出来れば出典も教えてください。最近こちらに海外公演しにきた某落語家さんの公演に出席した際出会った方のつながりから「Eさん落語通だからきっとご存知ですよね」的な期待とともに質問を受け、今手持ちの資料を焦ってひっくり返しています・・(頼りにならないじゃないかYO!)(安請け合いww醜態www)。 というかお話自体は勿論存じ上げているのですが、そもそもあれに演目ってあるのでしょうか・・?


→解決!!
mixiに同内容の日記を書きましたらマイミク人力検索で梅さん(id:baikun_an)に教えて頂きました!有り難うございます(所要時間27分とか・・!!こういう時の自分のマイミクさんとかその他ネット友人知人の頼りがいありっぷりはまじハンパない・・落語とかサブカルとかITとか音楽とか思想とか色んな分野で教えてチャンなことがあったら聞ける人がたくさんいてすごい恵まれております)。
<出典>三遊亭萬窓師と柳家我太楼師が教えているかみいた落語塾のブログの課題小咄記録より、その名もまんま、『芋』でした。

「江戸っ子は皐月(さつき)の鯉(こい)の吹流し、口先ばかりハラワタはなし」と言いまして
江戸っ子には、はらわたがなかった。してみると、塩辛にはならなかったそうですが、
ぽんぽんぽんと威勢のいい啖呵(たんか)をきりましても、すぐに忘れてします。
腹の中には何もないという、さっぱりとした気性でして。
また、義侠(ぎきょう)心(しん)がございまして、人が困っていると黙っちゃいられないとうのが江戸っ子で。

旦那 「今、帰(けえ)ったよ、おっかあ」

女房「お帰んなさい」

旦「たけんところ寄ったらよ、
かみさんと二人で芋食っているんだい。訳を聞いたら飯(めし)がねえってんだ、情けねえ話じゃねえか。
おい、おっかあ、ちょいっとたけのところに飯届けてやれ」

女 「届けんのはいいけどさ、おまえさん、おかずが何もないんだよ」

旦「おかずがない、いいよ、飯に塩かけて食(く)ったて、うまいもんだ。
とにかく早いところ届けてやんな
おー行ってきな、行ってきな」

女 「お前さん、行ってきたよ」

旦「おお、ご苦労さん。どうだった?」

女「喜んでいたよ、たけさん」
おかみさんも涙をこぼして食べていた」

旦「そっか、そいつはよかった。
あ〜、なんか腹へったな。
ちょいと、飯の支度してくんな」

女「何言ってんだね。今たけさんのところに持って行ったから、お飯(まんま)ないよ」

旦「そうか、じゃ芋買ってこい」