文化系トークラジオLife7/20/08『方法としての体育会系』レポその2
書いてたら超ながくなってしょうがないのでノビノビにしてたらもう次の放送（8月10日）直前になっちゃったよ日記はまだ続くのです！
文化系トークラジオ Life: 2008/07/20「方法としての体育会系」 アーカイブ
今回の放送で一番しっくりこなかったのが、文化系のダメ（とくに異性関係）な部分が強調されすぎでは...そしてそういう事が強調されると、後述する「なんかそこで居心地よくなるのちがうくない？」につながる...ていうのが納得いかなくてモヤモヤしてた。わたしは小学生の時とかは完璧にダメまっしぐら方面の文化系だったと思うのですけど*1、中学で演劇部に入ったり、周りに渋谷系好きの先輩とか、もうちょっと上だと元ナゴム系だった人とかがいたせいで、そこからの人脈はあんまり文化系＝ダサい／MOTEない／ドウテイっていう印象はない。むしろ、中学生である自分に対して、高校生とか大学生の、こぎれいな格好したお兄さんお姉さんたちが、頭良くて、自分にやさしくて、ポワワーみたいな感じの思い出が強いです。同級生の文化系男子も、他の男子よりちょっと大人で、気が利いてて賢くて繊細で、女友達多いような人たちでした。街でいうと下北、中野、新宿、早稲田あたりの感じで。でもだからといって彼らはけして遊んでるとかでもなく、それなりに一途な片思いしたりとか、長く一人の人とつきあったりしてました。いまの年だと、友達の文化系の人で既婚者とか普通にいるしなーとか。そういうオサレ方面じゃない人でも、極端にいえばすごい残念な見かけなのに趣味はコスプレ、とかいうA系男子でさえ、中身がちゃんとしてれば彼女いたり結婚したりしてるから、文化系＝ダメじゃないだろ。いや、その人がダメだとして、文化系を免罪符にしてこじらせられてもねー、と。
なんか、鬱屈がある人のどこに輝きがあるかっていうと、そこに美意識、はにかみ、恥じらい、奥ゆかしさだったり、秘める心意気があったりするからいいなと思うわけで。「ドウテイです！」とか「ダメです！」「○○ですね、わかります」とか開き直られると、その奥ゆかしさがないじゃない。結果がどうとかよりも、今の自分に対する恥じらいの心とか、いらだちとか、ちゃんとした大人になりたい、成長したいとか、好きな人のために何かをしたい！ともがいてる姿が美しいのにと思います。古谷実みたいな。特に『グリーンヒル』のラストとか！そういう風にあがきながらも前に進みたい人ならお互い「ダメな人って叱りながら愛していたい！*2」と思う。『ヒミズ』の茶沢さんが住田くんに「おいがんばれよ！大丈夫だよ！」って飛びかかるシーンが最高すきなんだけど、ああいう感じで突撃したくなる。
微妙に見解が違うところもあるんだけど、峰さんのおっしゃるようなD.T.がいいというのも分かります*3。別に本当にドウテイでなくてもいいですけど、女の子に対して真摯で不器用な感じとか、青臭い男子らしさ・・みたいなものはイイ。大好きです。実際、かなり男女が仲いい学校へ行ってたのに、女子の友達がまったくいない男子*4、とか、29歳まで彼女出来たことがない人、とか好きになったことがあります。Life外伝1で峰さんが「休み時間に一人で本読んでるような男の子が好き」っていう話から、charlieが「男の子はそういう女子が来てくれるのを待ってますよ」みたいなやりとりがありましたが、「ちょwそこで行って振られてる私はどうすればww」とか思いました。まあその二人には片想いしてる人がいたんで、据膳*5用意された位でなびくようじゃ、私の好きになった人じゃないとも思いますけどね...そういう人のそういう所が好きなんだからしょうがない。
閑話休題。本放送では上記のような違和感を抱えたままだったのですが、放送終了後外伝２配信で全てすっきりしました。まず柳瀬博一さんの「とりあえず惑え」！そして黒幕の男前名言ラッシュにシビれた！「『僕の事を好きになってくれる女子が好き』は不愉快」「『趣味は合うけど自分よりはものを知らない女子が好きという文化系男子』とか」「『自分の事が好きな子』とだけ付き合っていたら「敗北」がない」「Lifeでのお山の大将感や居心地の良さに甘んじてはいけないと思ってる」「自分が『多数派の中では勝てない』という敗北を一度抱きしめてから自分なりの何かを求めていくべき」しんだ！かっこよすぎてしんだ！これですよ、私が男子に求めてるものの全てが集結されてる！！！！ついでにこの記事の写真もテラ好みすぎる！！！散々モヤモヤしてもこういう言葉が出て来るからLifeあいしてるわーと思った。ほんと、最後黒幕が喋ってくれてよかった。
