今日も生きてる

日本舞踊の勉強会に出てきたよ!


落語好き、寄席文化好きが高じて習い始めた日本舞踊も今年の9月で2年目になり、過日、ついに人前で踊らなければいけない機会がやってきました。正式にチケット売ったり劇場借りたりする外向け発表会じゃなくて、同門の方々や家族の前で踊る勉強会でした。舞台に上がる前はとても緊張したけど、立ってみると意外と肝が据わり、トチることもなく無心で集中できました。休憩後ゴゴイチの出番だったので、直前までiPodに入れた曲を聞きながらおさらい出来たのが本当に良かった..。いつもお稽古の時にはふがいない姿ばかり見せていて、それでも根気強く、優しく教えてくれる先生に、本番ではもっと仕上げてきて恩返ししたいなーとか思ってたし、少なくともお稽古の時よりは良い出来だったと思う。まあお世辞かも知れないけど、わりと心から驚いたお顔で「上出来だったわよー」と言って下さった。また家族はもっとひどい状態を予想して冷や冷やしながら見に来てくれたので、「ちゃんと日本舞踊になっててびっくりした」と言ってくれた。私よりたぶん更に後輩の人も先に出ていたので、「前に出てた人より全然うまかった」とか イヒヒ・・(はいはい親バカ親バカ)


曲は『京の四季』でした。『さくらさくら』を卒業し、先生から「はい、では次回からは小唄『京の四季』をやりますね」といわれ、「小唄・・」その言葉を聞いただけで、「うぉー芸人さんたちの世界と繋がっている」ことを実感、嬉しくなって、トイレで隠れてヤッタージャンプした甘酸っぱい記憶があります。踊りってそういうものだと思うのですけど、日本舞踊、やっていて本当に全身で「楽しーーーー!!」という気持ちになるので、始めて良かったし、続けていきたいです。今まで習った曲はまだたったの4曲(『さくらさくら』、『京の四季』、『かむろ』、『藤娘』)ですが、それでも勉強会の演目を選ぶのは迷いました。『かむろ』はピョンピョン飛ぶ「羽根つきの振り」が好きじゃなかったのでそれはまずナシでだったんですけど、『藤娘』と『さくらさくら』は踊りを始める前から知ってたくらい一般的にも有名な曲だから憶え直しときたいなーっていうのも思いつつ、歌詞や曲は『京の四季』が好きじゃなーとかぼやぼやして、で、結局単純に好きな曲を選びました。

京の四季

見渡せば 柳桜をこきまぜて
都ぞ春の錦ぞと 浮き立つ心 そよ風に
春は花 いざ見にごんせ東山
色香あらそう夜桜や 浮かれ浮かれて
粋も不粋も物堅い 二本差しても柔らこう
祇園豆腐の二軒茶屋
みそぎぞ夏は打ちつれて 川原に集う夕涼み
よいよい よいよい よいやさ
真葛ヶ原にそよそよと 秋は色増す華頂山
時雨をいとう傘に 濡れて紅葉の長楽時
思いぞ積もる円山に 今朝も来て見る雪見酒
ええ そして櫓の差し向かい
よいよい よいよい よいやさ
舞の手振りも面白く ぼんぼりゆらぐ加茂川に
映す姿や 春のたそがれ

写真ドーーン!










来週からついに寄席の踊りポピュラーソングであるところの『茄子と南瓜』に着手!ウヒョー!(ウヒョーて)(でも心の叫びは適切にそんな感じなの!)