今日も生きてる

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街の灯がとてもきれいね



10月24日水曜日、なんだかどうも感傷的になって、「危ないので止めなさい」といわれているひとり夜景ドライブへ久しぶりに行ってしまった。わたしの暮らす街を縦断する大通りを一直線に南下すると、自然が比較的残された高台の高級住宅地がある。「残されている自然」ではなくて、工業的に植林されたものなのかもしれないけど。とにかく車の窓を開けるとむっとするくらい匂い立つ緑。あの匂いはユウカリだろうか、スギだろうか。日本でいったら白馬とか、そういう高原の避暑地的な土地の林道でかぐ匂いに似ている。住宅地といっても家屋はかなり奥まった地帯に点在しているだけで、市のほとんどはまだ森に覆われた山である。ふもとから見上げると、ゴルフ場でも作ろうとしているのだろうか、不自然に禿げている場所もあって哀愁を誘うのだけど。夜ともなればかなり真っ暗で、人気(ひとけ)も車通りもほとんどない。山の中腹を登ったところまでは、カーステレオの音楽をちょっとくらい大きめの音で聞いても、それに合わせて大声を出しても、車が空を切り裂く音とまぎれてしまうし、森の深い暗闇に吸い込まれて行ってしまうので、周囲に迷惑をかけることもない。そこで、わたしはビュウビュウ吹く夜風にさらされながら、おもいきり音楽を聞いたり歌をうたったりする。


住宅地帯にさしかかる途中まで登って、そこからまた下るとき、運転しているからじっくりとは見えないけれど、しばらくの間眼下になかなかの夜景が広がる。無数にかがやく街の灯を鳥瞰すると、なんだか温かくて尊い気持ちになって、ふつふつと勇気が湧いてきます。この光ひとつひとつを灯す皆さん。それぞれに、生活があって、悩みがあって、喜びがあって、生きてらっしゃるんだろうなぁとかおもうのです。そういうことに敬意を感ずるし、自身も心強いような気持ちになるのです。


私のしょぼいカメラでは夜景なんてとても撮れないけど、後ろから車が来ないのを確認しつつつ、10秒くらいエマージェンシーランプをチカチカさせながら止まってこの写真を撮影しました。以前、もっと絶景で車を駐車場に止められる場所を教えてもらったんですけど、さすがに女子一人で夜道にとことこ出て行くのは怖くて行けてない。


いまはPerfumeハロプロのアルバムばかり聞いていますが、このドライブでよく聞く音楽はもっと私成分文化分けでいえばロキノン寄りの、自分のアイデンティティをSTAND UP KIDS!と震わせてくれるような曲を聞きます。
「何回だってやり直す/悲しみなんて川に捨てる/本当は内ポケットに仕舞ったままだ/仕様が無いから連れて歩く」「何回だってやり直す/何回だってやり直すんだ」- eastern youth『矯正視力〇.六』
「慌てるなよ僕の心よ/慌てるなよ僕の心よ」「純粋な心を蝕む経験はきっときっと君をもっともっと純粋にするだろう」「風まかせとか状況見つつなんて言っているうちにくたばるぞ/本当に君が思っていることをムリヤリ聴かせてやれ」- 真心ブラザーズ 『GREAT ADVENTURE FAMILY
「好きな人や物が多過ぎて/見放されてしまいそうだ」「逢いたい人に逢うこともない/だから手の中の全てを/選べない」「明日くたばるかも知れない/だから今すぐ振り絞る/只 伝わるものならば/僕に後悔はない」- 椎名林檎『月に負け犬』
とかね。