今日も生きてる

志らく一門会(第99回)


於:上野広小路亭

ーお番組ー
100回記念スペシャル開口一番争奪戦

  • 立川志ら乃 ルール説明
  • 立川らく太『あくび指南』
  • 立川らく八『唖の釣り』
  • 立川らく兵『三人旅』(勝者)

〜お仲入り〜

二ツ目昇進披露口上(高座下下手側より:立川らくB改メらく里立川らく次立川志らべ、高座上:立川志らく、ゲスト:野末陳平
立川志ら乃『弥次郎』
立川志らく『化物使い』


なんと、記録魔わたしともあろうものがこの日、この会へ行ったのに記録が抜けている事に2008年11月4日の今日まで気づきませんでした。最近mixi日記の方の過去ログをまとめて読んだら、そっちの記録にこの会での出来事が書いてあったので、エクセルデータにもはてな日記にも打ち込んでなかった事にやっと気づいたのでした。この日は色々それどころじゃなかったからですね・・。何しろ、「あの段取り」でとにかく頭がいっぱいで、100%行くって分かっているにも関わらず、肝心の予約を忘れていたくらいだし。かなり昔の高座でも結構記憶力は良い方なんですが、今回ばかりは『口上』部分しかまともに記憶がないです。お三人方の伏せたお顔を見ながら一緒になって緊張していた気がします。二ツ目になった上記の方々の昇進話が出てたのってもっと前からのことで、ずっとずーっと志らく一門ひいき仲間のあいだでは、「あの三人の二ツ目決まったら、羽織紐つくろうね」と画策していたのです。いざ、昇進が決まって、じゃあもろもろのお店調べたり注文だなんだ取り仕切るのは当然だれがってったら、一番血が煮えたぎってて、一番時間の融通のきく「わっちにまかせておくんなせえ」ってんで、幹事やることになりました。この日も開演ぎりぎりまで隣の喫茶店にて、横に添える数行のお手紙を何度も書きし損じては清書していました(だって名前だけ羅列して「hogehoge1、2、3....より」ていうのも変なので、「(時候の挨拶)この度は誠におめでとうございます ○○××△△・・☆☆より」的な)。そんなものは余裕を持って用意するものなのだけど、これまた自分主催のキヨビスカ落語会が直前にあったりなど予定が詰まっていたもので何かとせわしなくしていたのですよね・・。そんなわけで、ここで書いたヒミツの聖地巡礼とは羽織紐の老舗・道明でした。道明さんは店内に入ると別世界!江戸そのままの店構えで、閉じたふすまの向こうからは職人さんがトーントーンと作業している音がしており、物凄く覗き見したくなりました!由緒あるお店であり、また小さなお店である為、つきっきり接客なので、「恐い人が出て来たらどうしよう...」と入店自体大変緊張したのですが、とっても穏やかに対応して頂いたのでホッとしました!あのお店に行った時も落語みたいな事件があって内輪的には大爆笑ないい思い出なんですけどここでは書けない・・。いやーこんな経験も新鮮で楽しいものです。落語ファン活動に本気出せば出す程たくさんありえない失敗もしてますが、色々勉強になることもいっぱいあります。ともかく、祝われたお三人方は「どえーーーーーー!!」「しかも道明!」と、ものすごーーくびっくりしてくださり、かわいいリアクションをとってくれたので良かったです。この後の難点は、贈った羽織紐を実際に高座でつけて頂いているお姿を拝見すると後光が差してまともに見られないことです!うれし恥ずかしくて、天井やら床やら見てしまいます。色々と波乱ぶくみだった今回の昇進、状況が動くたんびに一喜一憂しては、ファンの間で携帯速報が飛び交ってた日々がなつかしいです。昇進の心配まで一緒にした人からお返しに頂いた手ぬぐいは重いのな...。もう既に二ツ目や真打になってる人から普通に買ったり、もらったりする手ぬぐいより何倍も有り難みがあってうれしいもんなんでスワ..。