今日も生きてる

談志志らく親子会

於:有楽町・よみうりホール

〜お番組〜
立川志らく 『片棒』
立川談志 『木乃伊取り』
<お仲入り>
立川志らく 『茶の湯
立川志らく 『浜野矩随』


いろいろな意味で「親子」とか「師弟」とかに泣かされた落語会。
志らく一門昇進記念の会のチラシを見てほろほろ、
志らくさんの『浜野矩随』クライマックスでぼろぼろ、
家元が志らくさんにかけた言葉でぽろぽろ。
こんな風にするするした涙流すのの久しぶりかも。


志らくさんの『浜野矩随』はもう何度も聴いてるので、「あ、ここ新しい」「このセリフ変わった」など、変化を楽しめるくらい余裕を持って、距離を持って聴いているのに、そういう気持ちとはまた別腹で心が動いてしっかり涙が出てしまった。すごい。二階席だったし、よみうりホールはあまり好きな劇場じゃないので、今日はあんまり期待してなかったのだけど、こんなに遠いのに届いちゃった。


家元のもっとすごい『木乃伊取り』を聴かせて貰ったことがあるので、今日の家元は聴いたそばから、「あ、今日は力抜けてる日だなぁー」といい意味で思った。かしく花魁とか全然違うもの。「今日は張り合わないつもりで来た日なんだな」と。それでも、せっかく家元の出る会なんだから、トリじゃなくても、最後に幕が下がるときのお顔を見せてほしいな、いや、きっと見せてくれるでしょう?と期待してたら、やっぱり最後に志らくさんが終わった後に出て来てくれた。幕が下りる瞬間はいつも、家元が最高にチャーミングな顔を見せてくれる時だから。


ぽつぽつと真面目な言葉で、志の輔談春志らくのことを語りだして、弟子の確かな前途を祝福し、「自分が残せたものに満足だからと、もういいんじゃないかと最近思うんです」と言った。照れくささと嬉しさ、愛情と哀愁がないまぜになった顔で、志らくさんと会場をまぶしそうに見つめてた。い、え、も、とーーーー!!メガネくもっちゃった!


そして、オリコミチラシの束に入ってた『立川志らく一門・らく里、らく次、志らべ 昇進記念の会』のお知らせを初めて見て、ほろほろほろ・・。やーーーーこれすっごくすっごく素敵な写真です。身長差を旨い具合に合わせた構図も絶妙だし、何より三人揃ってとってもいい顔してる。紋付袴の立ち姿もよーくお似合いで格好良くって、「みんな立派になって・・・もう!」という気持ちで胸がいっぱいです。9月18日紀伊国屋ホール、志らく師匠、そして談春師匠も呼んでの会だなんて。紀伊国屋ホールだなんて!行けない我が身が煮えたぎる・・!このチラシ、きれいなの一枚保存用に欲しい。


近くではお会い出来ませんでしたが、こはるさんも前座仕事でチラッと舞台上に出てきて拝見できたのでうれしかった。「アッこはるさん」→「ドキ!ドキ!きゅーん!」で恋、確認。伺った出演予定が全部過ぎてしまったので更新したいのにな〜(なかなか行けてないから情報尽きちゃったんだけど)。図々しく話しこんでも連絡先を聞くのは抵抗が。聞けばよかったかなぁ・・ともやもやする日々。