今日も生きてる

林家正雀連続口演「緑林門松竹」第三夜

〜お番組〜
柳家ごん坊 開口一番
林家正雀 根多名不明
林家彦丸 『辰巳の辻占』
林家正雀 菊田一夫作『水神』
<お仲入り>
林家正雀 三遊亭円朝作『緑林門松竹』より『原ノ郷茶店』

正雀師匠は怖い噺をやった後は寄席の踊りが定番らしいと聞いていたので、彦丸さんとの二人踊りが見られるかなーと期待していたんですが、なしでした。『けんかかっぽれ』が見たいな〜。せっかくお囃子であやさんが入っていたので、どこぞで音曲も入れて欲しかったなあ。以前玉の輔さんで『辰巳の辻占』聞いた時は、大川に来た場面で三味線入っていた記憶があります。
『美形』効果か、彦丸さんが出るとき本当にお客さんから「いい男!」というかけ声が入ってました。


『緑林門松竹』は続きものなので、いいとこで終わりモヤモヤ。脇差し血まみれざっくざっくの一席です。おっそろしいんだけども渋くて格好いい。端正な悪の色気ですね。ワルじゃなくてアク。また白い長襦袢に薄物の黒紋付の組み合わせが素敵でした。男着物のこの組み合わせ、色っぽくて大好きです。
7月は正雀師匠の面白そうな根多出し口演が盛りだくさんで、どれに行くか行くまいか大いに悩む所です。国立中席の主任も毎日根多出しです。