美形って何だ！？〜ぴあMOOK落語ワンダーランド登龍門出版記念落語会

於：内幸町ホール

〜お番組〜
三遊亭きつつき『黄金の大黒』
柳家ろべえ『金明竹』
林家たけ平『紀州』
三遊亭司『七段目』
＜お仲入り＞
林家彦丸『紙入れ』+踊り『ナスとカボチャ』
立川志ら乃『天災』

ほんとにお客さんは若い女子ばっかりで「さすが美形？！」と思った。出演者それぞれが得意技で勝負してきたような感じで、詰め合わせのお得感があり、番組構成的にもバランスのいい会でした。

• はじめましてのたけ平さん、今まであまり聴いたことのない三平師匠風の漫談落語の形にわりと感動した。だってあれ絶対物凄く緻密に鍛えられていると思う。リズムに隙がない。

• 司さんの物凄くたっぷりな『七段目』。これまた司さんらしい古典芸能の素養を活かし切った噺でなかなか素敵でした。でもそれよりなにより個人的に右隣にいた司ファンにして歌舞伎好きの知人の反応が面白かった。すごい両思いの二人の世界みたいで。

• 彦丸さんが期待どおり「踊ります」と言ってくれた時はうれしすぎて思わず「待ってました！」って言いそうになったけど、それって「まるで落語待ってない」みたいでグッとのみこんだ。それはのみこんだけど、「ヨッ！」とは言ってしまった。彦丸さんの踊りかっこよくて大好きス。

• こういう会ではありがちな事に、最後は終演時間が差し迫っていた様子の志ら乃さん。わりとあっさり目の『天災』でスタターーンと。わたしが今ん所「最高に好きな『天災』保持者」は志ら乃さんなんで、しかも久しぶりに聴ける！ってんで、根多が分かった次点で、「柳の木が見られる！またあの八五郎に会える！」と先駆けにやにや。隣の人にガッツポーズをしながら溜息まじりで「うわ..超うれしい....」とささやいてしまいました。あらたに加わったステキ！フレーズ「キュンとした」にまたまたこちらもキュンとしました。