市馬落語集
於:お江戸日本橋亭
- 市馬さんは他所のお弟子さんと自分ちのお弟子さんを比べると、他所の方がよく見えるそうで・・「うちのボケ丸がすみませんねえ」なんて言ってましたが、いやいや、市丸さんは年季にしては十分達者なんじゃないですか。なかなかの歌声の良さに「オッ」って思いましたよ。
- 玉の輔さんの手ぬぐいの本を買ってから、演者の方が誰の手ぬぐいを使ってるか気になるようになりました。今日の市馬さんはたぶん『三木男』と『志ん生』でした。
- 市馬さんがそこにいるだけ、見ているだけでも溜息がでるほどの幸せな気持ちになります。もちろん声を聴けばそれは尚更のこと。大きくて、温かくて、清らかでやさしい光に包まれているような。抽象的な意味で「大きな腕のお父さん」にいだかれているような気持ちになります。市馬さんちの子供になりたい・・。