今日も生きてる

『大奥』と『さくらん』


『大奥』大好きっこの私ですけども、 今回のおかん便にはお正月特番の『大奥スペシャル〜もうひとつの物語〜』も入っててわくわくしながら見た。が、たんに映画の前フリと今までのの人気キャストによるファンサービスというシロモノで物足りなかった。


谷原章介のむりくりなチョイ役ぶりとファンの期待通りでしょ?という単純明快なキャラ作りに笑った。出てきた瞬間にオイオイ家光様またそんな役かい!と思った大奥ファンは他にもいるはず。ほんとうにこの人はうそくさい二枚目役ばっかりやらされてるよね。

だけど、谷原章介出したら北村一輝も出さないとだめですよね。タイガー&ドラゴンでは完全に三枚目ですが、『大奥』北村一輝のダークなフェロモンにはメロメロです。『大奥』(幕末編/2003年)の家定様・・「わしは暗愚な将軍と言われておる」「そちも私を醜いと思うか・・?」とかサイコーです!(←ツルッツルした変態の顔で)。家定そっくりのお坊さん役も良かったよねえ。『大奥華の乱』柳沢吉保の極悪非道な流し目も、染子のエピソードもイイ。本当にああいう負、陰の色気に弱いなあ。


でも、広告企画マーケティング産業の狙いどおりにすっかり映画が見たくなりました。DVD化は6月らしい。
大奥シャッフルとでもいうような、今までのレギュラー陣をより抜いた豪華キャストに加え、及川さん(和服いいーーわあ・・)に仲間由紀恵、というのは見た過ぎる。


あともちろん、『さくらん』も観たい!
原作は読んでないのですけど、言わずもがな、90年代サブカルキッズの一員であるわたくしは、安野モヨコ蜷川実花土屋アンナ椎名林檎も好きですハイ。


花よりもなほ』での長屋噺脳内立体化に引き続き、廓噺脳内立体化に期待!