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暮れと正月に観たもの

映画 落語


時間があったのでここ2、3週間でDVDをいっぱい見た。
でもやっぱり落語関連多し。
『寝ずの番』、『花よりもなほ』、『林家三平ものがたり』、西田敏行が土井利勝の『天下騒乱〜徳川三代の陰謀』(第一部)、『ラブ・アクチュアリー』(4、5回目)、『ナイロビの蜂』。


林家三平ものがたり ディレクターズカット完全版 [DVD]

林家三平ものがたり ディレクターズカット完全版 [DVD]

林家三平ものがたり』
彦六おじいは個人的には大好きだけれど、九代目はやっぱりこぶ平さんが継ぐのが筋だし、芸風的にも八代目正藏はそれまでの正藏と比べるとむしろ亜流なので、「オレは八代目を知ってるから」とか言ってとやかく言う人は中途半端なシッタカさんなんだなーとかおもった。49日も過ぎぬのに襲名するとは恨めしい、よなあそりゃ。あと三平さんも時代が時代ならもっと早く襲名出来ただろうになあ、とか思った。


寝ずの番 [DVD]

寝ずの番 [DVD]

『寝ずの番』
原作を先に読みました。高座シーンこそあまりないですが、落語・落語家という世界観というか文化みたいなものを濃密に内輪側から描いていて面白かったです。『らくだ』のカンカン能が見られる所もポイント高し。


花よりもなほ 通常版 [DVD]

花よりもなほ 通常版 [DVD]

花よりもなほ
志らく師匠や家元が「是枝監督は落語の世界を解っている」と褒めていたのでDVD化をすごく楽しみに待っていました(上映は見逃してしまいました)。期待通り良かったです。頭の中で想像する長屋の世界がこれまで以上に立体的になりそう。お話のベースは『花見の仇討ち』と『忠臣蔵』、その他にもぐうたらな魚屋(平泉成)、因業大家(國村隼)、与太郎キャラ(木村祐一!)などなど、落語の世界でおなじみの人々がたくさん登場している。普段想像の中でしか会えない彼らが実際にわらわらと生きている姿を見られてニヤニヤしてしまう落語ファンは多いと思う。
群像劇が大好きなので、それぞれの登場人物にそれなりのエピソードが与えられている構成もいい。愚かな侍と強かな庶民という構図や、人間が人間らしく生きることの愚かさや愛らしさを肯定する様、物語の色々な構成要素が絡み合ってオチに収束されていくというウェルメイドさ、いろいろな部分で落語と通ずるエッセンスを持った映画。
あとキャストが単純にすごい。


ラブ・アクチュアリー
もう何度も色んな所で好きだと言っているので皆までいうますまい(この日記にも何度も書いている)。まだ観ていない人を発見する度に薦める、人生をかけて宣伝部長であり続けたい映画。今年も観ました。やっぱりいい。映画を観たあとにまた脚本を読み返したり、サントラを聞き返したりしてとっぷり浸かる。やっぱりいい。全カット全セリフ、愛してる。傑作、大作とは言わないが、恋人に対する個人的な愛のように、つぶさに大好きだ。マークのセリフのように、"To me, you are perfect".


追記:
奇しくも『花よりもなほ』の一番の盛り上がりは加瀬亮夏川結衣の「あのシーン」で、『ラブ・アクチュアリー』で一番人気があるシーンもマークとジュリエットの「あのシーン」だと思う。切ないって美しい。