今日も生きてる

らくご記事三本 言及言及また言及


おくればせながら
zakzak夕刊フジ特選寄席】(2)志ら乃、師匠に叱られ…
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_12/g2006120107.html
読みました。
オオーーーーーーーー(漢泣き)
志ら乃さん、かっこいい・・!!


落語をいいな、と思った人は、インタビューなり本人の文筆を読んだり、生の発言を聞いていても、たいていやっぱり、少なくとも芸に関しては何かしらきちんとした志のある人で、いまんとこ、芸がいいのに了見を知ってがっかりなんて事は一度もないです。表向きおちゃらけたりしていても、皆さん胸に秘めるものある方ばかりです。真摯だ。高座の芸に惚れて注目、素を知って惚れ直し、好きな落語家が質量ともに止まらないインフレ、インフレ。


あとこれはちょっと前の記事なんですけど、いつか言及しようと思ってた柳亭こみちさんの記事。

大手小町 すてき私流 - 前座生活 苦楽を共に
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/interview/suteki/20061026ok04.htm
こみちさん、いい評判ばかり聞くのでずっと気になっているんですけど今だ会えてないお方です。ただこの記事読んでとても、素敵やん、応援したいなぁと思いました。
あとこの記事に使われてる楽屋写真がまた、ものすごくいいです。女の人としてかわいくも人間として美しく落語家としてかっこいい。


こみちさんの「こ」は「小三治」の「こ」、「みち」が「燕路」の「みち」なんだって。愛があるね。あと普段も着物っていうのは是非続けてほしいですよねえ。


あーーーもう師弟関係の逸話とかわたし、もれなくグっと来ちゃいますよ。泣ける。川柳師の本*1とかでもさー圓生師匠をほんとは慕いながらも結局死に別れるまで確執がとれなかったとか・・涙無しには読めませんです。家元と小さんパパの話とかね。うちも個人的にけっこう家族親戚でぬぐえない確執とかあるし、師弟関係は実際の家族またはそれ以上の難しさがあるんだろうけど、どっちにしたって人は死んだら会えないというのが絶対の真理であるかぎり、おろかな人間同士の為す所、紆余曲折を経たとしても、願わくばいい関係でおわってほしいものだ。墓に向かって泣くのは哀しいよ・・。


ということで、最後の言及、号泣必至!
『三人の三木助
http://www.wanogakkou.com/culture/020000/020502_hanasi01.html
三木助ストーリー、ドラマティックすぎです・・・!プレッシャーを受け流して長生きしてください駒春改め桂三木男さま(4代に渡ってみんな顔が似てる・・)。


ちなみに、この和の学校というサイト、落語および古典芸能・文化資料としてすごい面白いので要チェックです。染丸師匠も連載してます。染丸師匠は早くに先代の師匠を亡くしたのに、「自分が移門したら上方から林家の名前がなくなってしまうから」という理由で預かり弟子の申し出をお断りして今じゃ立派に林家再興したんだよね・・ほらこういう話を聞くと、ううーーっと来る。やっぱ落語ファンはやめられないよね。落語家宇宙一かっこいいよ・・。


タイガー&ドラゴン』が落語聞き始めるきっかけだった私なので、初めて見たときは落語の予備知識なしだったわけですが、最近落語スキーになってから初めて見直しました(DVD-BOXで持ってるの!貸してほしい人は言ってね☆)。二周目でもやっぱり大好きダーー!落語および落語家に想い入れがある今だからこそ、二世落語家である小竜っちゃんの葛藤とか、協会の政治的しがらみとか、どん兵衛師匠が語る古典落語へのこだわりとか弟子への愛とかに・・・もうーーーーーたまらなくて毎話ダーダー泣いた。