今日も生きてる

歌う!懐メロ シャッフル ドライブ

普段お父さんが乗っている二人乗りの車はラジオとテープしか聞けないので、お父さんが私の四人乗りに用事があって交換する場合、平素は聞かない昔作ったカセットテープを持って行く。
CDで持ってないものもあるが、どれも昔から聴き込んでいる曲ばかり。
運転しながら気持ちを込めて歌いつくした。


私はとても親しい人とじゃないとカラオケに行きたくない。なぜならば人前に出すのがはばかられるくらいの熱い想い入れとともに熱唱してしまうからだ。目をつぶって歌ったり、何やら遠くを見つめたり、すごい顔になったりしてしまう。もちろん大してうまくもないし、それどころか音を外す事もしばしばで、そのくせ重苦しく感情ばかりこもっているものだから、気を許している人じゃないととても恥ずかしくて嫌だ。恋愛モノの歌なんて確実に歌いながら思い出している人がいる・・。ああ、私は粘着質な女なのです。GO!GO!7188の『こいのうた』とか椎名林檎とか顔がエライことになります。


今日は篠原ともえの『クルクルミラクル』(懐かしい!!!!篠原のアルバムは隠れ名盤!)とTHE BLUE HEARTSの『リンダリンダ』と小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』(アルバム単位)とスピッツの『空の飛び方』(こちらもアルバム単位)を聴いた。これらの音楽はちょうど中学生くらいの原体験音楽(*中学高校の時好きになったものは一生ついて回ると思いませんか?)なので、いつ聴いても染みる程切なくなったり、わくわくしたりする。


特にスピッツは『インディゴ地平線』くらいまで全部聴いてて、どこを切っても自分の思い出と繋がっている。『空の飛び方』では特に『恋は夕暮れ』が大好きで、曲調はいたってあっけらかんとしているのだが、歌詞をひしひしと感じながら聴いたり歌ったりしていると、あまりに美しい歌詞に泣きそうになるくらい感じいる。ビリビリする。特にAメロの「恋は〜」のフレーズ。最高に美しい日本語だと思う。

恋は昨日よりも 美しい夕暮れ
恋は届かない 悲しきテレパシー


恋は待ちきれず 咲き急ぐ桜
恋は焼きついて 離れない瞳

(中略)

恋は迷わずに 飲む不幸の薬
恋はささやかな 悪魔への祈り


作詞:草野正宗スピッツ
アルバム空の飛び方より『恋は夕暮れ』


「恋は昨日よりも 美しい夕暮れ」
そんな風に見える世界さえ変えてしまうものだ、というのには心から共感。