今日も生きてる

『涼宮ハルヒの憂鬱』〜『涼宮ハルヒの消失』


一気読みその2。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

周りの熱狂について行きたくて、そっち方面に詳しい友達に、「ここまで読めばとりあえず話題についていける、ってのはどこまで読めばいい?」と聞いた所、「『消失』まで」と言われたので、いま話題の『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズを第4巻『消失』まで一気読み。アニメの方は一部DVDで観ました。確かに京アニ仕事は本気で凄い。こんな奇麗で緻密なアニメーションの絵みたこと無い(参照:ファンサイト聖地巡礼に見る、アニメの舞台となった西宮市の風景との対比)。


ハルヒに振り回されるキョンと比例して、自分も読みながら強い力で作品に吸い込まれて行ってブンブン振り回される。特に『消失』のスピード感とハラハラドキドキ、ひとっ所でしている読書なのに、すっかり目まぐるしく走り回った気分にさせられる読後感。この遠心力と伏線が解決する時のカタルシスはすごい。アニメもそうだけど、濃密でありながらも気持ちよく突き抜けている、贅を尽くしたエンターテイメントだと思う。あふれる強度。ポップ&ソウルフル。


頭をいっぱい使うテストが終わった時のような、ハードなラリーが続く試合が終わった後のような、そんな読後感+おいしいキャラクターやシーンに対して抱く甘酸っぱい柑橘系の愛。私は長門推しです。


個人的に業界人の友達がいるので、DVDを観ながらかなりマニアックな解説・講習を受けられて楽しかった。DVD版の完結(TV放送本編から大幅に編集が加えられているので全話の発売を待ちたい)&高騰(発売する度完売して中古で1万円とかになってる)のほとぼりが冷めたら改めてアニメも全話みたい。