今日も生きてる

8月の総括


続いて8月の総括。


8月に聞いた高座数:75席(初高座から通算508席)
8月に行った落語会・寄席:15本(初寄席から通算103本)


参考:3月の総括 4月の総括 5月の総括 6月の総括 7月の総括


<いっぱい聞いた人>
柳家初花 6席
立川志らく 4席
三遊亭圓丈 3席
桂文生 3席


<今月の演目>(新作多っ!)
青菜×2 あくび指南 明烏 明日に向かって開け 足立区の焼きそば あるじいさんに花束を 蚫のし 家見舞 居酒屋 いし 位牌屋 浮世床×3 歌うんだジョー おのぼりさん 親子酒 ガーコン かけ声指南 悲しみの大須 かぼちゃ屋 岸柳島 禁酒番屋 小言幸兵衛 コンクール必勝大作戦 権助魚×2 蒟蒻問答 双蝶々〜定吉殺し〜 山号寺号 シネマ落語『ライムライト』 蛇含草 世界偉人伝 大工調べ(上) 大工調べ(下) 大量発生 狸の札 樽の中 ちりとてちん 壺算 罪な夏 道灌 東武東上線の乱 東北の宿 長い夜 名古屋弁金明竹 夏の医者 ネットぢゃテキトーに当たり触りのないよーにホメる事だけ書いといてっ!! 寝床×2 八月下旬 反対俥 不動坊×2 へっつい幽霊 飽食の城 星野屋 ホストうそホント ホスピタル 牡丹燈籠〜関口屋のゆすり〜 マカデミアの乱 まげキュウ 饅頭こわい 宮戸川×2 もう半分 元犬 山奥寿司 寄席沈没 悋気の独楽 ろくろ首×2 


<今月の超素敵高座>
立川志らく シネマ落語『ライムライト』
柳家小三治 『あくび指南』


川柳川柳 『ガーコン』
五街道雲助 『双蝶々〜定吉殺し〜』
三遊亭白鳥 『明日に向かって開け』


古今亭志ん輔 『明烏
柳家喬太郎 『八月下旬』
三遊亭圓丈 『寄席沈没』


<今月の素敵高座>
三遊亭圓丈 『悲しみの大須
柳家さん喬 『浮世床
立川志らく 『寝床』
三遊亭圓丈 『名古屋弁金明竹
林家正雀 『牡丹燈籠〜関口屋のゆすり〜』
桂文生 『もう半分』


三遊亭白鳥 『山奥寿司』
立川志らく 『居酒屋』
立川志らく 『山号寺号』
桂文生 『親子酒』
春風亭昇太 『罪な夏』
古今亭錦之輔 『飽食の城』


<素敵リストには一歩及ばずども心に残った高座>
立川志らべ 『鮑のし』(カシラが出て来た時は師匠の生霊が乗り移ったかと!)


立川志ら乃 『星野屋』(やり慣れなさを残しつつも、志ら乃さんは本当にハズレがない)
柳家初花 『悋気の独楽』(一ヶ月以上初花さんは間があいてたので久々に声を聞くとホッとする)
柳家喬太郎 『いし』
笑福亭たま 『ホスピタル』
古今亭錦之輔 『コンクール大作戦』
立川らく次 『宮戸川』(しつこいね私も。でもでもやっぱり好き)
立川らく次 『岸柳島
春風亭一之輔 『蒟蒻問答』
三笑亭可龍 『宮戸川』(いーい古典の香り)
柳家初花 『青菜』(後半、良い意味で何かがキレた音がして輝きだした)
立川らくB 『浮世床』(今まで聞いたらくBさんの高座で一番好きだな)


評価の目安:
偏愛と現場主義。

  • <今月の超素敵高座>は5点満点でいうと4.5〜5。
  • <今月の素敵高座>は5点満点でいうと4〜4.4。
  • <素敵リストには一歩及ばずども心に残った高座>は文字通り、3〜4の範囲の中で特に印象深かったもの。
  • 満点の5は「一生で一度でいいからこれが聞けて良かった」、というようなものを想定しています。4.9〜4.5が「好きな人の好きなネタ」、3.5〜4.4が「好きな人の普通なネタ」及び「普通な人の好きなネタ」、3が「まあまあ楽しい」、2が「聞ける」、1が「たすけて・・」といった感じです。


<総括>
本当に怖い怪談が聞いてみたいと思ってピンポイントで色々まわってみましたが、結局今までに聞いた一番こわい噺はストレートな怪談よりも、喬太郎さんの『心眼』と志らく師匠の『お藤松五郎』です。普通の人間の業がじわじわ滲み出る噺のほうが怖いという結論。雲助師も、正雀師も、怖いというより渋いというか端正というか、格好よかった。ああでも、この前圓生・彦六リレー落語で『眞景累ヶ淵』聞いたけど、あれは本当に怖い。


あと、おじいちゃんブーム到来。7月、川柳師匠や家元に間に合っている事の有り難みを胸に刻み込み、8月は今まで聞いてなかった人で年齢層高めな人を攻めようと思い、小三治師匠、圓丈師匠、文生師匠にアタック。おじいちゃんが面白い、おじいちゃんが格好いい、おじいちゃんが愛らしい。それってとっても素敵です。


そして圓丈師、川柳師を追いかけたり、錦之輔さんを追いかけたり、とりあえずSWAは行っとかねば、とかしてるうちにやたらと新作ばっかり聞いていた。


でも間に合っているといえばおじいちゃんたちだけじゃなくて、若人達の成長期に「間に合ってる」のも、これはこれで、幸せなんですよ。