今日も生きてる

SWAクリエイティブツアー

平成18年8月20日昼 於:新宿明治安田生命ホール

ーお番組ー
春風亭昇太 『罪な夏』
三遊亭白鳥 『明日に向かって開け』
林家彦いち 『かけ声指南』
柳家喬太郎 『八月下旬』
全員 ごあいさつ+決めポーズ

全席ネタ下ろしで、一応テーマは『夏』。


そう、私は昼公演だったんですわ。>夜公演組の皆さん。同じ時間に麻布で志らくさんが『らく塾発表会』で『豊志賀の死』をやることを今月頭の『志らくのピン』で知って、「ええ〜〜〜迷うーーー」と思ったけど、やっぱり一度はSWAの本公演を観ておきたかったのでこっちにしました。5分ほど遅刻して行ったため、連番している人に「来ないから志らくさんの方行ったのかと思った」と言われる。SWAチケット発売前にもし『発表会』の事を知ってたら夜公演にしてたよ〜。


天災天才・三遊亭白鳥、『腹ペコ奇談』での名ゼリフ、「これは圓生ゆずりの額縁の仕草」・「志ん朝ゆずりのイカフライ入りコッペパンを食べる仕草」に引き続き、今回は「六代目圓生ゆずりの金庫が逃げて行く仕草」を披露。座布団と一体になってゴロゴロ転がりながら袖にはけていく白鳥さん。この人を一生応援し続けたいと思った。愛してる。


白鳥さんの中で今回の宿題は「新作落語なのに古典」「バカバカしいのに江戸前」「下らないのに人情噺」。もちろん物凄い強引にこの三つのお題をクリアしていく白鳥さん。一番おかしかったのが、おバカな仕草を圓彌師匠の手ぬぐいでやって「ほら、こんなにバカバカしいのに・・手ぬぐいは圓彌師匠、なんて江戸前なんだ!」って力技すぎます・・・!!もうとにかく、白鳥さんには「ここまで突き抜けてくれるんだったら、もうどうにでもして。あたし、全てを受け入れるわ!」、と思います。


普通の落語として(↑は別枠なのか、ていうね)一番良かったのは、喬太郎さんの『八月下旬』。お噺の出来といい、芝居といい、全体的に完成度高かったです。


最後4人が出て来てあいさつして、決めポーズ。戦ってるなぁーという向こうの気迫にすっかり飲まれ、最後の喬太郎さん聞いたあとには「SWAバンザーイ!イェーー!」という気持ちで私も大いに盛り上がっていた。夢のあとのツワモノどもに心から拍手を贈る。一つの一つのネタがどうの以上に、貴方がたの存在に敬意と愛情を感じます。いい<ライブ>でした。