今日も生きてる

5月の総括(または志らく一門特集号!)


5月に聞いた高座数:90席(初高座から通算271席)
5月に行った落語会・寄席:18本(初寄席から通算49本)

滞りすぎの感想に先駆け5月の総括を発表!

参考:3月の総括 4月の総括
<<立川志らく師匠+志らく一門特集!>>

  • 師匠・立川志らく 高座数:12席! 落語会:7本!
  • 立川らく次 高座数:5席 落語会:5本(開口一番と下丸子の出番は予測不可能なので運です!)
  • 立川志ら乃 高座数:4席 落語会:3本(志らく一門のトーク出演を含むと4本)


志らく師匠+志らく一門だけで、高座数:28席!
オール立川流だと14+28=42席!
ちなみに志らく一門以外で多かった方は

です。


リクエストに応えて立川流志らく志らく一門・志ら乃・らく次へのハマリ具合をグラフ化してみました。


<今月の超素敵高座>(志らく全部やん・・)
立川志らく 『文七元結』(5/12葵寿司・50分長講バージョン。この後のバージョンは短縮されて「笑い」中心。やっぱり「泣き」も「笑い」も両方欲しいです!)
入船亭扇辰 『たちきり』(落語という芸術の奥深さにわななきました。美しすぎて震えます!)


立川志らく 『厩火事』(5/26立川談志一門会)(おさきちゃんかわいい!とにかく一番好きな噺です)
立川志らく 『浜野矩随』(もともと好きな噺だけど、志らく師匠の思い入れを知った上で聞くのもまた良い。おっかさんの気持ち新解釈も素敵)
立川志らく 『厩火事』(5/21志らく一門会)
立川志らく 『文七元結』(5/23立川志らく独演会)(「泣き」大幅カット版。それでも登場人物全員が魅力的で、江戸っ子って素晴らしいなあと思える)
立川志らく 『小言幸兵衛』(妄想全開の噺は基本的に好き。幸兵衛さんの奥さんも味わい深いのが志らく流)
立川志の輔 『明烏』(初『明烏』を志の輔さんで聞くという贅沢)


立川志らく 『愛宕山』(本当に志らくさんの『愛宕山』は何度聞いてもいい!いよーん!一八日本一!)
立川談春 『棒鱈』
立川志らく 『厩火事』(5/23立川志らく独演会)
立川談志 『木乃伊取り』
入船亭扇遊 『佃祭』
立川志らく 『時そば
立川志らく 『お藤松五郎』(聞いたばっかりの時はあんまりな最後に「うーん」と思ったけど、後から思い返すと情景描写の鮮やかさに圧倒された気持ちが残った)
立川志らく 『青菜』
立川志らく 『お七』(更にこれから成長していくんだと思われる。再度聞くのが楽しみ。)


立川談志 『浮世根問』(調子いい出だしだったのに途中までな・・・!)


(本当に落語の事やその噺家の事を好きじゃない奴に限って無責任な事を言うんだよ。今回は家元だけど、特に若手の人に「老婆心」とか言ってオブラートかぶせて苦言をたれる人、愛があったって気を遣うべきなのに、愛もないのに結局自己主張したいだけでそういう勝手なこと言うなんてぇ、了見が許せねえー!・・・・私の中にも『江戸っ子』が住み始めてるのだわ)


<今月の素敵高座>
立川志ら乃 『反対俥』
三遊亭遊馬 『大工調べ』
春風亭昇太 『ストレスの海』
立川志の輔 『バスストップ』


立川志ら乃 『幇間餅』
立川こしら 『幇間幽霊』(仮名・演目未定)
入船亭扇好 『権助魚』
立川談春 『よかちょろ』
立川志ら乃 『寝床』
立川らく次 『野ざらし』(それまで先月のらくBさん『わくわく歌謡ショー』が今まで聞いた前座さんの中では最高の出来だったのだけど、僅差でらく次さんがトップへ。この二人は早く二ツ目試験を受けて欲しいよ・・二ツ目になったらまた噺の幅も広がるし、意識も絶対変わるし、もっともっと伸びるはず!)


立川志ら乃・らく次・こしらの『幇間三部作』には特別賞あげたいです!再演熱烈希望!


<素敵リストには一歩及ばずども心に残った高座>
金原亭世之介 『宮戸川』(クライマックスまで聞けたらもっと上だったのにー!)
瀧川鯉昇 『犬の目』
立川笑志 『元犬』
春風亭栄助 『素人義太夫


古今亭志ん太 『お見立て』
入船亭扇好 『のっぺらぼう』
立川志らら 『権助魚』(漫談ナシでしっかり落語やってるの初めて聞いた。やっぱり志ららさんはうっとおしい人の芝居がうまいです!)
立川らく次 『幇間腹
入船亭遊一 『干物箱』
三笑亭可龍 『悋気の独楽』
立川らく次 『金明竹


<今月の演目>
青菜 明烏 愛宕山 犬の目×2 浮世床(太閤記) 浮世床(将棋) 浮世根問×3 厩火事×3 大安売り 大山詣り お七 お藤松五郎 お見立て×2 片棒×2 カップの嵐 かぼちゃ屋 紙入れ 黄金の大黒 金明竹 強情灸 小言幸兵衛×2 子ほめ×2 権助魚×2 持参金 実在OL 寿限無 素人義太夫 ストレスの海 大工調べ 幇間腹 幇間餅 幇間幽霊(仮名) 代書屋 たがや たちきり たらちね×2 千早ふる×2 茶の湯 長短 佃祭 出来心 テレクラじいさん 時そば×2 都々逸親子×2 抜け雀 寝床 野ざらし のっぺらぼう バスストップ 浜野矩随 反対俥×2 干物箱 日和違い 文七元結×2 ぼやき酒屋 本膳 饅頭怖い 木乃伊取り×2 宮戸川 妾馬 目玉 元犬 百川 桃太郎 よかちょろ ランニング・ハイ 悋気の独楽 六尺棒


<現在お気に入りの噺>
ベストテン:
厩火事、たちきり、替わり目、宮戸川浮世床(芝居見物編)、大工調べ、反対俥、野ざらし、文七元結、天災


以下、順不同:
明烏愛宕山、お見立て、寿限無、反対俥、干物箱、妾馬、元犬、家見舞、堀の内、三年目、ぜんざい公社、町内の若い衆、宗論、薮入り、浜野矩随、戦えおばさん部隊(白鳥サン専用だけど)、幇間三部作(あの三人じゃないと出来ないけど)


<総括>
・談志熱がひとまず落ち着き、志らく師匠と志らく一門にいよいよどっぷりはまる。もう戻れなさそうです・・・す・き(←『木乃伊取り』の花魁で)。家元とは別枠で、志らく師匠の落語も本当にワン・アンド・オンリー。しかも全部大当たりの出来。特に師匠以外の『愛宕山』とか『小言幸兵衛』とか考えられない。今のところ同じ噺を二回、三回と連日で聞いても楽しいなんてのは志らくさんだけ。


志ら乃さんは意外に4席も聞いてるのね。28日の不動院を見て4月・5月と志ら乃さんをあんまり粘着では追っかけてなかったのを激しく後悔。この人は『放流』*1してはいけなかった!6月から兜の緒を締め直してがんばります。


・そして、3〜5月とらく次さんの急成長(と、わたしは思うのだが)を見守り、すっかりメロメロに。はやく二ツ目になってもらって長く聞きたいし、出演情報がわかればいいのに!
あと心理学的に人は会えば会うだけその人の事を好きになり易いというのがあるんですよ。ええ、私、そのように大学で習いましたわ。してみると、高座に上がってなくても前座仕事してる時もよくお顔を拝見してるので、それを合わせたらもう今月は7回くらい遭遇してるかもしれない。来月のMONTHLYラクジも楽しみですね。


・最後に今月のずんずん調査の調査。遭遇記録:なんと7回!(落語会6本+上野の往来で1回)
(この方への憧れも「いっぱいお顔を見てると好きになる法則」のうちに入るわね、きっと・・!)

*1:私内落語用語で、「しばらくその人の追っかけを止めて成長を見計らう」の意