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『タイガー&ドラゴン』ギャラクシー大賞受賞!


今回はホントに『タイガー&ドラゴン』の話題。
放送批評懇談会なる団体の第43回ギャラクシー大賞に、いとしの『タイガー&ドラゴン』が輝いたそうです。
おめでとうー。
『小虎』こと長瀬くんがTVで「信じられない」と歓びのインタビューに答えていました。


このドラマが無ければ私と落語はまだ出会っていなかったので、これだけ自分に決定的な影響を与えたドラマというのは他に思いつかないです(青春をすごしたバラエティならあるけど、ドラマってのはこれ以外ない)。
私にとって落語家・林屋亭小虎とその仲間達は永久に不滅です。このドラマに関わった人たち全員に感謝したい。素晴らしいものを有り難う。


ホンモノの落語を聞く様になってからこのドラマを見ると、この中の落語シーンていうのは、げにげに絶妙な構成をしていると思う。ふだん落語を聞いている時、私が見ているのは、けっして『落語家本人』だけじゃない。頭の中では、このドラマの再現シーンのように、登場人物が落語家本人とは別次元で存在し、動き、喋り、生きている。
そのような、『落語を聞く』ことに置ける多次元的な感覚を、このドラマは見事に映像化していると思う。


目に見える形で見たわけではないのに、私は志らく師匠『猫久』で久藏さんが「おっとり刀で駆け出す様」は最高に格好よかった、とか思っているのだ。落語ってとっても不思議な芸術である。