今日も生きてる

パリを魅了した異邦人『生誕120年 藤田嗣治展』(東京国立近代美術館)4/2


海外生活にドップリの西洋画→帰国して一転日本回帰の方の画風が好きでした、というのは他人事じゃないからかしら。また江戸の庶民の絵を見ているとやっぱり落語脳に直結してしまい、魚河岸の人とか見ると『権助魚』とか思い出します。あと人間のドロドロしたものを見せつけられるのが好きなので、戦時中のとか、いい。


西洋画ゾーンの一作、解説で「今だもってこの設定が何を意味するか謎とされている」と書かれていた『ライオンのいる構図』は私の目には“ノアの箱船”に見えるのですがどうでしょう。


『夢』(西洋画時代・猫が寝ている裸婦を見ている構図)、『自画像』(日本家屋の自宅にて)、『猫』(無数の猫が闘いあってるやつ)のポストカード買いました。『Y夫人の肖像』、絵自体が素敵なのもさることながら、夫人が友人のYさんに似ていたのでポストカードがあったら是非買って贈りたかったのですけど、残念ながらありませんでした。