今日も生きてる

早朝寄席


平成18年4月30日 於:鈴本演芸場

ーお番組ー

柳家さん弥 『浮世床
三遊亭窓輝 『近日息子』
入船亭遊一 『転失気』
金原亭小駒 『天災』

もともと危ない時間の出発だった上に、東京〜新宿間の中央線快速が止まっててパニック。中央線各駅は動いていたので乗ったのだけど、ダイアは乱れてるし、どこで山手線に乗り換えるか混乱して余計に駅を行ったり来たり。結局30分ばかし遅刻して窓輝さんの『近日息子』の途中から。朝からはやっぱり辛いな。寝ないのが精一杯で聞き流す感じになってしまった、だので噺の感想は遠慮しとく・・。さん喬ファンとしてはさん弥さんを見ておきたかったなぁ。


遊一さんを連日で聞きすぎて、なんかきっともう実際には聞いた事の無いセリフでも、速記本片手に遊一さんの声で脳内朗読出来そうだよ。先日の二人会で顔がバレているので、終演後、挨拶すると、向こうから「連日お疲れさまです」と言われた。ええ!それ、立場逆だから、と思いちょっとおかしかった。これからも追っかけるので、どうか引かないで頂きたい。寄席でも最前列だったりするからこの人は。


そういえば、この前のル・プティ・ニ寄席(会場:喫茶店)で会った時は、その会の前、プライベートで偶然にも某喫茶店で出くわしていたので、「喫茶店でよく会いますね」と言われ、「いや、それ、また偶然会ったならそう言うけども、今回はお二人めがけて来てますからね」と思ったものだ。何か謙虚な気づかいが一周してちょいズレ、じわじわ可笑しい発言だ。喫茶店でのトークタイムでは、遊一さん客あしらいが巧いなーと感心したのだけど。


相変わらず『天災』は誰のを聞いても、志ら乃ショックが忘れられない。「アイツの事なんか・・忘れちまいなよ。噺家の数は星の数ほどいるぜ、たとえば、オ・レ・と・か・さ」という小芝居がわたしの脳内で展開されるくらい、面白い『天災』を誰か聞かせて!