今日も生きてる

3月27日浅草演芸ホール下席

憂うべく私事で落語とかゆってる場合じゃない、と日記に書きつつ、泣きはらした寝不足顔&ノーメイクで気が付いたら私、つくばエクスプレスに乗っていたわ・・!(←病気)
ちなみに明日は不動院寄席で僕と握手!
(黒髪短髪・身長152cm・小太り・女子で笑い声のでかい人)
(友達の舞台とか観に行くと後ろ座っても笑い声でバレるほどに)

初・浅草演芸ホールでした。
たぶん林家正蔵春風亭小朝効果なのか、平日昼間なのに超満員、夜の入替えまで立ち見。
私も小朝さんは話題の人として見ておきたかったのだけど、入ったらもう途中からだった。小朝さん、噂通りの圧倒的強度。3秒一回ペースでドッカンドカンお客を笑わせていた。そして小朝さんの後には露骨な民族大移動が・・!


全体的にずいぶん予告通りでない演者が多くてファン泣かせでないか、と思った。

番組
‐昼の部‐

春風亭小朝(途中から)
林家二楽 紙切り
林家種平


‐夜の部‐
金原亭駒春(開口一番) 『雑俳』
入船亭遊一 『元犬』
入船亭扇治 『やかん』
古今亭志ん五 『たらちね』
柳家紫文 三味線漫談
柳家さん喬 『真田小僧
ロケット団 漫才
桂才賀
桂南喬 『長屋の花見
林家正楽 紙切り
古今亭圓菊 『鮑のし』
入船亭扇好 『浮世床
柳月三郎 民謡漫談
五街道雲助 『権助魚』
三遊亭歌司
三増紋之助 太神楽曲芸
古今亭志ん駒
昭和のいる・こいる 漫才
入船亭扇橋  『文七元結
※新作など不明な演目は省略

↑やっぱ普通の寄席って長っ!!コーヒー2缶飲んだよ。


<感想メモ>
・それを楽しみにして来た甲斐あって入船亭一門はかなり高打率でした。皆さん朗々としていて実にいいね。今日は出ていなかったけど国立で見た扇辰師匠も良かったし、これからも彼らを注目していきたい所。今度はどこかで扇遊師匠を聞きに行きたいです。


・何がってニフティぽっどきゃすてぃんぐ落語で配信されてた遊一さんの『厩火事』が大好きで、たぶんもう10回くらい聞いていて、遊一さんは「やっと会えたネ・・!」(byヒトナリ・ツジ)なのですよ。これ実は他のヒトの感想読むとイマイチ評判よくないんだけど、私はすごい好きなんだよなあ。


たしかに巧さやくすぐりはまだまだなのかも知れないけれど、おさきちゃんがとにかく可愛いんだもの!「ちょいと、おまーえさん」て旦那さん呼びかける時の声とかホントたまらん。『元犬』の犬も愛嬌たっぷりで、やっぱこの人いいなと思うに充分でした。


あと、ご本人か仲間内の落語家さんか誰かがネタにしていた通り、「落語界一立派なマユゲ」はマジだった!本当にすごい!一体太さ何cmくらいあるのだろう?まるまる2cmくらいあり得る。


柳家さん喬師匠、いい声だねー。『真田小僧』は3回目。でもマイベストはまだ一琴師匠のだな。あれは本当おっかしすぎた、ぬぐいされない強烈なインパクト。


・圓菊師匠、寝入っていたら演技の一部として大声出されて、ハッとして目が合うと、役のセリフとして「そんな大きな声出して、今寝ていたお客さんも思わず起きましたよ」とイジられた。3列目でごめんなさい(笑)


・扇好さん、いや格好いい!エセ色男を色っぽくも滑稽に。


・柳月三郎師匠、民謡漫談じたい初体験。味わい深い。粋でカッコエエね。


・今までの落語鑑賞はわりと古典が続いていたので、今回は新作が多くて新鮮。特に才賀師匠、歌司師匠はすっごい面白くて、ゲラゲラヒイヒイと爆笑させられた。


<余談>
交互出演の人を確認したくて、行く前会場に電話で問い合わせたら従業員の態度が激悪でムカチーン。知人情報いわく「浅草はスタッフの対応が一番悪い寄席として有名」だって。なるほど。入場する時受付でも「今ぁー小朝が出てるよ」ていうその言い方が、ずいぶん不躾けでイヤな感じだった。