今日も生きてる

引き続きキモイ独り言

あなたは世界を憎んでいる
あなたは人生を憎んでいる
あなたは自分を憎んでいる
あなたは他者を憎んでいる

それでも世界を愛している
それでも人生を愛している
それでも自分を愛している
それでも他者を愛している

あなたは弱くてとても強い

昨日の日記に対して、mixiでのえりカップのコメント、「(エミネムは)まじこの時代の救世主だと思います。」というのが気持ち悪すぎて(笑)、ファンとして潔い!そんなあなたは素敵です。と思ったので私も引き続き気持ち悪いファン妄想エントリを書く。もうホント今日のテーマ「きもい」、で。

私の中で、エミネムSublimeのブラッドレイと同じラインだな、と思う。
ブラッドレイはもっと弱かったし、結局生き切ることが出来なかったけど、エミネムのように、哀しみと憤り以上に愛に溢れた人でした。そして「人生なんて最悪だ」「世界なんてろくでもない」と笑い飛ばし、冗談と本気、両方で、愛を歌った。
"What I got"のネタ加減とマジ加減が大好きなのさ。

Early in the mornin'
Risin' to the street
Light me up that cigarette
朝も早くに道へ出て 煙草に火をつけて
And I strap shoes on my feet
靴ひもを結んだ
Got to find a reason
ああ、理由を見つけなければ..
Reason things went wrong.
なぜこんなことになったんだ
Got to find the reason why my money's all gone.
なぜなんだ!なぜお金が全部ないんだ...!

I got a dalmation
僕はダルメシアンを飼っています
And I can still get high.
それでも僕はハイになれます
I can play the guitar like a mother fucking riot.
だってアホみたいにギターをかき鳴らせるからさ!

Life is too short so love the one you got
Cause you might get run over or you might get shot.
短すぎる人生だ 手に入れられるのは愛だけさ
いつ車に敷かれるか銃に撃たれるかもわからないし

Take a small example, a tip from me...
Take all of your money and give it up to charity.
だからちょっとした人生のヒントを僕から学べ
さあ今すぐ全財産を慈善団体に寄付するんだ
Lovin's what I got, It's within my reach
愛ならここにある 僕の手の届く範囲

It all comes back to you you're going to get what you deserve.
がんばった分だけきちんと全部見返りがくるぜ
Try and test that, you're bound to get served.
さあやってみよう試してみよう 君は絶対に報われる
Love's what I got, don't start a riot,
You feel it when the dance gets hot.
愛ならここにある ほら暴動なんてしてないで
ダンスが熱くなった時 君も感じるだろ

Lovin', is what I got, I said remember that.
Lovin', is what I got, I said remember that.
愛ならここにある 覚えておけよ

Sublimeの歌詞のよさは、確実に素面じゃないだろ、ていうろれつまわってないいい加減な歌詞の中に垣間みるマジパートが余計に切ない所。なんかこういうのに弱いのは、よしもとよしともが最高に好きな漫画な事とかとも繋がる趣向。やっぱ「ごみんに」ですよ。

もうネタの部分訳すのめんどいからマジなサビだけだけど(読者つき合わせておいててきとー)、
Sublimeマジ×ネタの切なさ最高傑作といえば後はこれ、
"Santeria"

Oh...What I really wanna know (my baby)
ああ、本当に知りたいことは、
What I really wanna say, I can't define
本当に言いたことは、うまく説明できない
Well it's love that I need
たぶん そう 必要なのは愛
My soul will have to wait till I get back
取り戻すその日まで
僕の魂は
待たなくちゃならない

ブラッドレイは家族も作っていたし、しんどくても精一杯笑い飛ばして、どうにか生きようとしてたんだと思う。とか、まあ、全部私のファン妄想なんだけどさ。

エミネムには是非図太く生きて欲しい。彼が死んだら、とても悲しいと思う。彼が今生きていることに意義がある音楽だと思うから。

ところで私は、普通、私のような音楽の趣味の人が大体いくであろうレディオヘッドがどうしても好きになれない、ていうか「聴けない」ってレベルの拒否反応ぶりで、声質の問題もあるんだろうけど、ただただ暗すぎるというか、ひっぱられて頭おかしくなりそうになる。みんなよく平気で聴けるよね、くらいに思う。曲の良さは分かるのだけど。でも周りの音楽好きはレディオヘッド好きな人ばっかりだので、わたしの気持ちを分かるっていうひとはいないのかな。

Eelsの暗さも、悲惨さをネタにして笑う強さがあるから好きでヤンス。英米文芸における、ネガポジ反転で笑い飛ばしちゃうっていう態度は非常に好きだ。

えりカップに「エミネムの歌詞によく出てくるSlim Shadyってなんなの?」って聞いたら、「 Slim Shadyとは何か。彼がある日トイレでう○ちしてる時に思いついた世の中にうっぷんをはらす為に表れた彼のもう一つの人格の名前がSlim Shady.彼は自分の中にもう一人の人格を作ることで感情の吐き出し方が判った、らしい。」
という返答を頂いて、
「暗っ!でもそんなエミネム愛死天流!」と思った。
渋谷さんが「エミネムはシリアスで文学的なアーティスト」というのも納得の正統派文系屈折ぶり。
そして二年前のエミネムライブ評を今更書いてるえりカップ、す・き・だ・ゾ。
「 なんでこんなに派手なのに、淋しくなるんだろう?
山崎さん(rockin'on編集長)もそう思っているかな。」とか超勝手に妄想で、ほんと、そういう姿勢こガチのファン心理だと思う。あんたいいヤツだよ(笑)

あとねーあとねー、エミネムが"Kill you"'で'Bitch, I'm gonna kill you!!'って散々言った後、曲の最後に「アッハッハちょっとふざけただけだよお嬢さん方、僕が君たちの事愛してるって知ってるだろ☆」っていうのはすごいかわいい。ハイ最後のキモイ発言も決まった所でおそまつ。もう今日は全部の文末に(キモイ)ってつけていいと思う。