恋の門
わたし、絶対好きになるよね、って分かってたけど、
またひとつ、何度も観たい大好きな映画が増えまして幸福です。
(でも宮崎駿の「こっちだって何年もかけて作ってるんだから、映画はハレの日に観て欲しい。せめて1年に一回とか。」ていうの聞いてから、どんなに好きな映画でも間開けて観るようにしてるんです。)
原作者の羽生生純さんとの出会いは古本屋で買った『ワガランナァー』でした。
(つーか高校生になってバイトを始めたわたしの一番の出費先って今思うと外食・お茶以外では月4本くらい観る芝居と漫画だったのだな、と確信。部屋に「数年間毎週捨ててない」「収納し切れない」ジャンプが平積みになってて、単行本も300冊くらいあって・・珍妙な絵として残して置く為に写真とっときゃよかったな)
ワガランナァー読んで、あ、この人は特別な作家になるからずっと見てよう、と思ってて、『恋の門』は一巻が発売された時から、もう新刊出る度飛びついて買ってた。で、たしか3巻くらいになった所で渡米してしまったから、キンゴと門が生活するあたりから先の展開は知らなかった。
原作で、ドラゴンヘッドでいえばノブオくんくらいインパクト強いあのサガラが、ちょっといい役になってるのは不満ですが、
これだけ面白くて、いとおしくって、ギャアギャア嬉しい悲鳴をあげられればもうどうでもいいです!
なんか恋乃の「恐ろしい事ですよ」って仁王立ちで言うセリフとかよかった。もう忌野さんのアレとか、松尾先生とか、勿論門くんのリアクション芸とか、隅々まで素晴らしくて枚挙に暇がないんだけど、やっぱ恋乃がキレて開き直るトキが一番かな。あと2人で浴衣で漫画描くのヤイバー!ラブシーン噂通りヤイバー!
あと、あのドッカンといきなりなんでもありでトブ演出は舞台のヒトならではか、と思った。映画の監督にはない発想、でも劇場なら全然よくある感じだよねってのを強く感じました。
今思ったけど、松田龍平ってヒミズの住田くんも出来るんじゃないかな。あとはデスノのLとかね。ようはボサ髪で死んだ目が似合う。
さて私がこの世で最も読んだ回数が多いと思われる(日常的に夜寝る前とか読んでて、旅行とか合宿に行く時もいつも持って行ってた)、ザ・偏愛・漫画『青い車』映画版はこうはいかないんだろうなあ。
恋の門サントラ、アマゾンに注文しーちゃった。サントラって普通のCDより断然すぐ手に入りにくくなってしまうしね。